2017.11.26
参加者:吉本教授、マッチョみやかわ
フォトグラファー:さっちゃん
「今年の海外レース、面白いレースを見つけたよ!」そんな吉本教授の一言から2017年の海外レースが決まった。
その名も「サファーフェスト in Kangaroo Island」!
サファー'suffer とは『耐える』という意味らしい。 オーストラリアを中心にシリーズ化されているアイアンマンディスタンスのトライアスロンレースで、日本ではほとんど聞かないが現地では盛り上がっているとの事。
また、このレースの特徴として、アイアンマンディスタンスだけでなく、スプリント、ショート、アクアスロン、バイクアスロン、ハーフアイアンマンディスタンスと、ほぼ全てのカテゴリのレースを同時に行うことが挙げられる。
果たしてどんなレースになるのやら?
ここ6年はアイアンマンを転戦してきたので、今年は違ったレースを体験してみるのも悪くないかと思い、出場を決めた。
エントリーフィーもアイアンマンの半分程度なので嬉しい限りだ。
しかしながら、昨年より一気に仕事が忙しくなり、なかなかまとまって練習時間を確保する事が難しく、結局レース前に吉本教授と湘南へロングライドに一度出られただけという、未だかつてない練習量で本番を迎えてしまった。
それでも体調管理にだけは気をつけて、万全の体調でオーストラリアへ入った。
Kangaroo Island へは、羽田からシドニーへ飛んで、そこから国内線でアデレードまで2時間、その後車で3時間ほど走って、フェリーで1時間海を渡って初めて到着するという、気の遠くなるような距離を移動しなくてはならない。
フェリーの予約時間もあるので、一気には行けずにアデレードで1泊することにした。初めてのアデレードは、紫色の花が満開でとてもキレイな街だった。街は清潔で、とても住みやすそうな印象を受けた。
オーストラリア初日の夕飯は、もちろんオージービーフでしょ♪ ということで、市内の有名店へ足を運ぶ。ワインの種類も豊富でワクワクしてくる。1キロのオージービーフのステーキとカラマリフリット、サラダを注文して濃いめのオーストラリアワインで乾杯♪
その国ならではの食事も海外遠征の醍醐味だ。ご当地のオージービーフは想像よりはるかに柔らかく、肉の味もしっかりしていて大満足だった。食事の後は市内を散歩して我が家へ帰還。さぁ、明日はいよいよKangaloo Island だ!と思ったのも束の間、あっという間に眠りに落ちてしまった。
翌日はフェリーの時間に合わせてドライブを楽しみながら移動。 美しいビーチにも足を運び、オーストラリアを満喫。
しかしながら広い国だ。高速道路と見間違うほどのスピードと道幅で数時間移動しても、マップ上では3センチも移動していないのには驚いた。広大に広がる牧草地に羊や牛、馬がいる風景は見ていて飽きないが、さすがに3時間も続くとウンザリしてくる。そんな気持ちになって来た頃に、やっとフェリー乗り場である 「Cape Jervis」に到着する。
フェリーは吉本教授が予約してくれていたので、スムーズに乗船。
爽やかな青空の下、フェリーが出航。
出航してすぐにイルカが海面をジャンプ! 否が応でもKangaroo Islandへの期待が高まる。
それにしても海がキレイだ! 真っ青な海が延々と続いている。それが島に近づいてくると底の砂地が見えてきて、薄いコバルトブルーへと変化していく。本当に遠かったが来て良かったと心から思える瞬間だった。
フェリーが桟橋に着岸するが、その目の前のビーチですら「ここは天国か?」と思えるような美しさで、我慢出来ずに、上陸早々「ドボン!」。 1時間ほど試泳を兼ねてKangaroo Island の海を満喫!
透明度は抜群で、昨年のコスメルにも匹敵する美しさだった。
ビーチで着替えた後、これからの滞在拠点であり、レースの中心部でもある「Kings Coat」へ移動する。
今回の宿も海を一望できるバーベキューコンロも付いたコテージを予約してもらった。
スリーベッドルームもあるので、1人一部屋という贅沢な滞在となった。
ここからレース当日までは、島内観光を楽しみながら、バイクを組み立てて、のんびりと過ごすことにする。
しかし、田舎だとは聞いていたが、本当に田舎だ。
滞在しているKings Coat 以外は、牧場かジャングルかだけで、ほとんど人が住んでいない。
バイクコースにもなる国道脇の木の上には、野生のコアラがしがみ付いているし、島の名前にもなっているカンガルーにおいては道路を横断するどころか、普通にたむろっていた。それだけカンガルーが多いと当然車に轢かれるやつも出てくる訳で、バイクコースの脇にも普通にゴロゴロひっくり返っていた。
そんな野良コアラや野良カンガルーがいる Kangaroo Island だが、有名なのは絶滅危惧種にもなっている「 Australia Sealion(オーストラリアンアシカ)」だ。「シールベイ自然保護公園」では、そんな絶滅危惧種の一大コロニーの中をガイドと一緒に歩くことが出来る。
たかがアシカだろ!とタカを括っていたが、野生の大きさと凶暴さに触れると身が引き締まる思いがした。
また人気のアクティビティとして、イルカと泳げるツアーがあり、そちらももちろん参加した。
どうせ餌付けされたイルカが出てくるんだろ?と、こちらもタカを括っていたが、Kangaroo Island はその様な安っぽさはどこにもなく、本当に野生のイルカを探し求めて、その群れの中にダイブする!という野性味溢れるツアーだった。
そんなKangaroo Island を満喫しながら数日を過ごし、いよいよ大会の受付が始まったのでオフィシャルホテルへと足を運ぶ事となった。
アイアンマンレースでは、この頃になると街もアイアンマンフェスティバルな雰囲気になって来て、街のあちこちに旗が出たり、会場の設営が始まったりしているものだが、サファーフェストではそれが全くない。
おまけにオフィシャルホテルに行っても受付会場すら見つけられない有様だ。「大丈夫か。。」と不安になりながらも何とか受付を見つけて説明会場に入ると選手とおぼしき外人がパラパラ。。 いつもはズラッと並んでいる受付のボランティアスタッフは、小さな女の子とそのお母さんらしき人だけ。段ボールに入っている受付の封筒の数も今まで見たことがないくらい少数だ。 気になって大会の参加人数を確認してみると、アイアンマンディスタンスへのエントリー人数は、たったの60人だという。。。
さらにアジアからの参加者を確認してみると我々を入れて3人!!!
その一人はシンガポールからの参加者とのことだった。
そんな参加人数だからもちろん競技説明会はびっくりするくらいの少人数で、まるで座談会のようだった(笑)
それでもよく聞いてみると、参加国は13か国にもわたっているそうでヨーロッパはもちろん、遠いところではナント!アラスカからの参加者もいるとのこと! さすがこんな辺境のレースに申し込む変態は世界からかき集めないといけないだろうと、勝手に納得してしまった。
そんなアットホームな競技説明会が終わって、徐々に立ち上がり始めた大会本部近くの屋台でカーボ補給を行いわが家へ帰還。
さてさて、どんなレースになるのやら。。
期待と不安を抱えてレース当日を迎えた。
◆スイム
レース当日は、劇的に寒く、朝から防風と小雨が降る最悪のコンディション。
カンガルー島に上陸した日が一番良い天気で、そこからどんどん天候が崩れてきていて、アデレード付近ではストームまで発生しているらしい。。。 海の状況をみると初日に見た天国はどこへやら、大きなうねりに白波まで立っている始末。。。
『こりゃ、大会中止かな。。』
こんな海で泳がせる日本の大会はないから
当然そう思ったが、ここはクレイジーな島『カンガルーアイランド☆』
何のためらいもなくレースは開催されるとのこと! それもフルディスタンスで(笑)
やるとなったら覚悟を決めるしかない。 気温も15度ほどしかない中でガタガタ震えながらウェットを着る。スタート地点の浜辺に下りてみるとそのコンディションの悪さに笑いが出てくる。
教授とお互い無理はしないことを誓い合って、いよいよスタートとなった。
当日の参加者はさらに減って40人あまり。
それが3.8キロのスイムコースにちらばるので当然バトルなどあるわけもなく(笑)、
逆に周りに人が居なさ過ぎて不安になる有様だった。また波がどんどん高くなってきて、ブイは見えないは、
ゴーグルが波で飛ばされるわで、いままでのレース経験の中でも、最も荒れた海でのスイムだった。
それでも何とか泳ぎ切り、トランジションエリアへ戻ってくると、まだまだバイクが残っている。1時間40分もかかったのに、やはり他の選手にとっても厳しいコンディションだったようだ。
◆バイク
気を取り直して、バイクをスタートさせる。
バイクコースは島の中心部を走る国道をひたすら真っすぐ走るほぼフラットなコースと聞いていたので、余裕でいつも以上に飛ばして入った。
しかしながら、想像はしていたが、やはり周りは牧場とジャングルだけで、応援の人などどこにもいない。気温が低いためにコース上のボランティアの人たちも、車の中に逃げ込んでいる始末。。
路肩にいるのは、轢かれてご臨終になったカンガルーくらいだ。
そんな状況なので、折り返してすれ違う選手を見つけると嬉しくてお互いにハンドサインや声をかけあう。英語はよく分からないが気持ちは伝わるものだ。トップから数えていくと、現在自分の順位は12位だった。
参加人数が少ないが夢のトップテンに入るチャンスだと思って、さらにスピードアップを図る。
平地での激走は得意なので、こりゃ楽勝かな!と思ったのも束の間。目の前に壁のような急坂が登場するではありませんか!
聞いてないよー!!とつぶやくも坂に突入すれば登るしかないので、ひたすら登る。
これを登れば折り返しがある!と信じていたのに、登り切っても永遠と真っすぐ続く道路があるだけ。。
真っすぐなコースはダイナミックで良いが、あまりにも見えすぎると心が折れる。
おまけに風もどんどん強くなってくるので、半分泣きそうになりながらバイクを走らせた。
結局、折り返しまでに4度も急坂があり、それらの4往復なので想像以上にへとへとになりながらバイクをフィニッシュさせた。 この時点で順位は6位。
夢のベストテン入りを目指して、ランへ入る。
◆ラン
三種目の中で、一番苦手なラン。
どこまで踏みとどまれるか、いつもギリギリの戦いを強いられる。
今回もやはり同じ展開となったが、今回はさらに厳しいことに、海沿いの散歩道なので舗装がされておらず、アップダウンとグニャグニャ曲がったコースは、まるでトレランのようだった。
ただでさえ苦手なのに、未舗装路をアップダウンするだけで心が折れ、トボトボ走るはめになってしまった。そうなると勿論、どんどん抜かされていくわけで、順位はどんどん落ちていった。
それでも、颯爽と抜かしていく選手たちは、爽やかに声をかけてくれるので、とても気持ちがいい。
英語はぜんぜん出来ないが、折り返しですれ違う時に、自分も思い切って笑顔で『Good Job!』とか、『Nice Run !』とか声をかけてみる。
そうすると相手も笑顔で応えてくれて、何とも言えない幸せな気持ちが胸にこみあげてくる。さらに人数が少ない分、顔も覚えてしまう。
そうすると、声掛けからハイタッチになってお互いを励ましあうまでになってきた。
ランも後半になってくると、周りの選手たちも苦しそうな走りへと変わってきた。逆に前半をトボトボ走っていた私は、後半になって調子が上がってきて、キロ5分半で押せるようになり、最後に一気に順位を挽回!
最後にスペインから来た アランとショルダー to ショルダー のバトルとなったが、何とか振り切り9位でゴール!!
夢の一桁フィニッシュを果たすことができた!
おまけにシンガポール人が棄権で、吉本教授より速かったので『アジアチャンピオン』も達成だ(笑)
10位でフィニッシュしたスペイン人のアランも、とても良い人で最後の私の踏ん張りを称賛してくれた。
また、途中からハイタッチでお互いを励ましあった女性のジャネットさんは、フィニッシュした私を見付けると駆け寄ってきて、
『おめでとう!レース中のあなたの掛け声と笑顔にとても勇気をもらったわ!ありがとう!』と、思いっきりハグしてくれた。
寒くて淋しくてキツイレースだったが、今までのどのレースよりも一緒に走った選手たちと心が通じ合い、応援し合い、共に喜び合ったレースとなった。
まさに、『心が満足するレース』であった。
私がフィニッシュした時点で、吉本教授はランの10キロ地点を通過したとのことなので、バイクを引き取り一旦帰宅。
シャワーを浴びるが全然体温が上がってこない。想像以上に体温を奪われていたようだ。日照時間の長い季節だが、ここからは暗闇のレースとなるので、その中を激走している吉本教授が心配となって来る。
バイクやランシューズなどの片付けを行って、レンタカーで再度会場に駆け付ける。
車を停めて外に出てみると恐ろしい程の寒さだ。ジャンバーがないととてもじゃないけど居られない寒さだ。大会本部で確認すると多くのリタイヤが出て、現在走っているのは、吉本教授ともう1人の2名のみとの事。
この時間になるとコース上のエイドは撤収され、だれひとり係員は立っていない。
折り返し地点においても確認要員すら居ない状況だ。コースは海沿いの散歩道のため街灯もなく真っ暗で、あまりの暗さで恐怖すら感じる。こんな暗がりの中をたった1人でひたすらフィニッシュに向けて足を運び続けることが自分には出来るだろうか?と、改めて吉本教授の凄さを感じた。
そんな中ひたすら待ち続けていると大会本部から『いま最後の折り返しを通過したからあと5キロでフィニッシュだ』と声がかかった。
どうやって選手の管理をしているのかと不思議に思ったが、どうやら渡されたチップはGPS付きのチップのようで、その現在地をフォローしながら周回の管理などもやっているようだった。
少しでも勇気付けてあげようと車で行ける所までコースを遡り、吉本教授の登場を待つことにした。ただ、待てども待てども教授が現れない。コースを遡るときに見落としてしまったのか? 何かトラブルがあったのか?
不安に思いながら待っていると真っ暗な暗闇にひとつの明かりがポツリと灯り、徐々にこちらに近づいて来る。本当に真っ暗なので吉本教授なのかの確認すら取れない。仕方がないので車をコース方向に向けてハイビームで照らしてみる。すると、おでこにライトを付けた吉本教授が浮かび上がった。
こんなに寒くて真っ暗な中、たった一人でフィニッシュラインに向かっている姿は、本当に感動した。
そんな中、海沿いのランコースに吉本教授の姿が浮かび上がった。
その瞬間、フィニッシュゲートはお祭り騒ぎ!MCの大絶叫と共に吉本教授がフィニッシュを迎えた。
まさにサファーフェストにふさわしい、痛みと孤独に打ち勝ったフィニッシュだった!
しかしながら、感動もそこそこに、真冬のような寒さなので車にバイクを積み込み我が家へ帰還。
夕飯はステーキを焼き、スパークリングワインでお互いの激闘を称え合った。
翌日はバイクをパッキングしてのんびり過ごし、シドニー経由で帰路に着いた。
シドニーではオペラハウスを見学し、オイスターと白ワインで乾杯♪
今年の海外遠征も素晴らしい思い出となった。
さぁ、来年はどこに行こうか☆
そう考えるこの瞬間が一番楽しい☆
これからも行ける限り、
世界中のトライアスロンを愉しんでいこう!
以上
H29.09.24
村上笹川流れ国際トライアスロン大会
参加者:名雪理事長はじめ16名
(報告:村岡)
今回、2017村上・笹川流れ国際トライアスロン大会にて、
念願のトライアスロンデビューを果たしてきました!
4月の終わりごろにタチトラに入会してから、半年弱。水曜のスイム練習、土、日のバイク、ランの練習等、可能な限り参加し、練習してきましたが、実際に海で泳いだのは自主練で
家族と遊びに行ったついでに湘南で泳いだ1回のみ。
バイクとランは、遅くてもリタイアすることはないだろうという自信はあったのですが、スイムに関しては、慣れない海で1500mも泳げるのか、自信がありませんでした。
そんな中、迎えた大会でしたが、前日までの準備について、事前にタチトラメンバーから色々教えてもらい、大会前夜の民宿でも、レース時のアドバイスを色々聞くことができ、滞りなくスタートまで準備することができました。
さて、大会のほうですが、スタート1時間ほど前のスイムチェックで海を試泳。波も穏やかで、非常に泳ぎやすい状態。。。のはずが、
緊張のせいか、すぐに息が上がってしまい、まともに泳ぐことができない!
「こんな状態で、1500も泳げる気がしないなぁ。。。」と弱気になっている中、あっという間にスタート時間。プァーーーン という、トライアスロンお決まりのスタートの音とともに、大勢の選手が海へとなだれ込む。たくさんの人達でもみくちゃになりながら海へと入ると、さっそくぶつかり合いや人に乗っかったり乗られたりのバトルが発生!でも、このくらいの当たりはスイム練習でもやっていたので問題なし。むしろ練習の方が激しいくらいだった。だが、やはりスイムチェックの時と同様、すぐに息が上がってしまう。 原因はわからないが、とにかく苦しい。
もうだめか。。。と思ったところでコースロープにぶつかり、たまらずロープをつかむ。
ロープにしがみついたまま、辺りを見渡すと、すでに次のウェーブが迫ってきており、魚の群れのようにバシャバシャとしぶきをあげている。そんな状態で2、3分経過。もうだめか。。。と、リタイヤが頭をよぎる。
ちょっと待て!ここまで練習してきたのに、10分くらいでもうあきらめるのか!?
どうせだめでも、制限時間ぎりぎりまで泳げよ!と、心の声が聞こえたような気がして、ゆるゆるとなんとか泳ぎ始める。
少し泳いでは苦しくてロープにつかまる、そんなことを繰り返しながら400mくらい進んだところで、少し呼吸も楽になってきた。
折り返しの750mのブイを超えてからは、「完泳できる」と、確信できた。
(でもたまにロープにつかまった)
そこからは淡々と泳ぐことができた。ひたすら無心で泳いでいると陸が近づいてきた。陸に上がり、良かったー、と心から安堵する。35分38秒で何とか完泳。陸に上がり、初めてのトランジット。
少し疲れてよろついたものの、ウェットスーツも比較的すぐに脱げ、バイクパートへ移る。
バイクパートはひたすら海沿いを走るコース。潮風が気持ちよく、景色も最高!辛かったスイムと比べたらご褒美にも思えた。コースの途中で応援してくれる地元の方たちもいて、40kmの道のりを1時間強、楽しく消化することができた。
途中、タチトラメンバーともすれ違ったが、さすがにお互い30km以上の速度で走っており、70km以上ですれ違っているので声をかける前に通り過ぎてしまった。そんなこんなで、バイクパートは難なく終了。タイムは1時間14分59秒(トランジション含む)。まあまあのタイムか。
次はラン。あとたった10kmで完走!ランへのトランジットも特に問題なく行うことができ、走り出す。序盤、ちょっと息が切れるなぁ、くらいで5分前半/km のペース。このペースのままで10kmもつか心配だったので5分半/kmまでペースを落とす。3km地点。足の裏に違和感が出てくる。どうも足裏に水泡ができた感触。おそらく、海水をちゃんと拭かずに足の皮がふやけたことと、現地調達したいつもと違う靴下を使ったことが原因か。ただ、ここまで来てやめるわけにはいかないし、ペースを上げずにただ走るだけなら可能。5分半/kmのペースで走り続ける。
残り2kmを切ったところで、タチトラメンバーの中嶋さんに背中を叩かれ、さっそうと追い抜かれる。明らかにスピード差があるため追いかけるのを断念。
あっという間に見えなくなってしまった。
その後も何とか走り続け、無事ゴール! ラン54:41、合計タイム2:45:18
という結果となりました。
今回は、完走が第一だったので、なんとか目標が達成でき、思い出に残るトライアスロンデビューとなりました。
来年は、もっと長い距離に出たいとか、もっと速いタイムでゴールしたいとか
色々ありますが、やっぱりトライアスロンをやるからには、いつかはロング。。。
という目標で、今後も練習を積んでチャレンジしていきます!
最後になりますが、この半年間、タチトラに入ってから急に何十人という
仲間が増えました!おそらく、今後の人生の中でも、こんなに急に仲間が増える
ということはそうそうない事と思います。
これからも練習に、レースに、長く楽しくトライアスロンと付き合っていきます!
99T大会出場の2週間後の10月1日 日曜日に
『第1回 東北みやぎ復興マラソン 』のフルマラソンにエントリーして走って来ました。
99Tのレポートを一緒に参加した野本さんが書いてくれたので、こちらのレポート書かせて頂きます。
復興支援の為の第1回目大会は、フルマラソンで10000名位参加。
他に6キロマラソン・2キロ親子マラソン-2キロ車イスマラソンがあり総参加者数は凄い人数だと思います。
立トラからの参加者は多分いなかったのでは...
前日の土曜日朝からバスツアーにて参加し、午後は仙台の街でゆっくり過ごし、夜は牛タン食べながら酒飲んで楽しみました。
牛タン美味かった! 流石本場の仙台。
夜は楽天の野球の試合も重なり、仙台のホテルはどこもフル状態で泊まれない人もいたみたいです。
大会当日は、車で来ている知人と合流し大会場所まで乗せてもらいました。
開催コースは宮城県名取市・岩沼市、亘理市の海沿いの町で、分かり易く場所説明すると仙台空港の海沿いです。
スタート地点は仙台空港から歩いて20分位の海沿い公園からで、周りは津波で全て流されてしまい今も何もなく道が綺麗になっているだけです。
スタート地点には芸能人も来ており、お笑い芸人サンドウィッチマンが応援していました。
コースは基本的にフラットなのでタイム出したい人にはオススメですが、風景が全く変わらず畑と畑の長い一本道が続きます。
また海沿いですが海は全く見えません。
理由は海沿いに高い堤防が永遠に続いており海を見たい人は走る足を止めて所々にある堤防の階段登って写真撮ってました!
エイドスティションは最初3キロ地点にあり、その後は5〜7キロ位毎にあり困る事は全くなかったです。
食べ物も色々あり、ビックリしたのは大きいトマトが丸々配られていました。
ボランティアの人数も沢山いて、お爺ちゃんお婆ちゃんも皆んな楽しそうにボランティアしてました。
なんか凄く暖かい大会って感じでした。
困ったのはトイレが所々にあるのですが、1箇所に3つしかなく常に人が沢山並んでいて結局30キロ位過ぎた所の数人しか並んでいないトイレを発見して入りました。
膀胱炎になるかと思いました(笑)
ゴール完走後は、無料マッサージ受けて出店でご飯食べ、着替えずに大会会場から仙台空港行きのバスに乗りました。
内緒にしたいのですが、空港内の施設でシャワー浴びて(参加者が皆んな知ってしまったら浴びられなくなります)スッキリして新幹線で帰って来ました。
今回、参加して思ったのは、まだまだ海沿いは復興されてませんでしたが沿道で応援してくれているお爺ちゃんお婆ちゃんの元気な姿と笑顔がとても印象に残り、また来年も参加したいと思いました。
以上、ザブのレポートでした!
2017年 九十九里トライアスロン大会
ポスト小林、岡本、田中ザブ、野本
(報告・野本 拓)
「99T」という名前は聞いた事がありましたが、エントリー締め切りのギリギリまで参加する予定はありませんでした。
今年6月の館山トライアスロンで無念のバイクリタイアをした後、岡本さんから「まだエントリーできますよ」と教えていただき、「どうしようかなぁ~」と迷っておりました。
「引っ越しもあるし、忙しいよなぁ」(言いわけ)
さらに、7月2日には函館での人生初のフルマラソンが控えていたました。
「とりあえず函館マラソン完走できたら今年は思い残すことないか…」などと気楽に考えておりました。
しかし、人生初フルマラソンはあえなくリタイア。
30㎞を越えた所で両足の太腿とふくらはぎが同時に激しく攣って走り続けることが出来なくなってしまいました。
要するにフルマラソンを完走できるだけの筋肉を持ち合わせていなかったわけです。
実家の家族からは、「函館に来てから練習もせずに飲み食いばかりしてたから、完走は無理だと思ってたよ」と言われてしまう始末です。
青梅マラソンでリタイアして収容車に乗せられた時と同じ状況です。まさか、1年に2度も収容車に乗ることになるとは思いませんでした。
「このまま行くと今年は何一つ完走できずに終わるのではないか!」という焦りが沸き起こります。
そんなわけで、東京に帰ってから急いで99Tにエントリーしました。
「よし、今度こそ完走するぞ!」
とは言うものの、やは横浜に引っ越して環境が変わり、館山トラから一度もバイク練習をせずに大会当日を迎えました。
前置きが長くなってしまいましたが、こうして9月16日(土)の大会当日を迎えました。
完走したい。しかしバイクは練習不足、いつ足が攣るかも分からない。そんな状態なので、できれば一人でこっそり参加しようと思っておりました。
しかし、タチトラジャージは目立ちます。当日の朝、説明会の時にあっさりと岡本さんに見つけられてしまいました。
そして、ザブさんとポストさんともスタート前に会えたので、リラックスしてスタートを待つことができました。
当日朝は雨こそ降っておりませんでしたが、曇り空で肌寒いくらい。しかし、スタートが近づく頃にはパラパラと雨粒が落ちてきました。
スイムは一宮川の河口周辺750mを2周回します。九十九里の海岸を泳ぐと思ってましたが、サーフィンのメッカだけあって波が高くて泳ぐの大変なんですね。
川とは行っても河口なので水はちゃんと海水でした。しかも、潮の流れの関係なのか河口から上流に向かって強い流れができてます。SUPやボートで待機しているライフガードの皆さんもかなり頑張って漕がないと流されてしまうくらいです。
これだと往路は浮いてるだけでも進みますが、復路はかなり頑張らないと前に進まないパターン。
ところが泳いでみると、流れのおかげで気持ち良く泳ぐことができました。意外と体力も使わずにすみます。
スタートから100mくらいは足がつく浅瀬ですが、ここで走ると足が攣りそうだったので、なるべく足を付けずに泳いで進むようにしました。
しかし、スイムが終わる頃になって、太ももの裏の辺りに嫌な張りを感じます。今まで何度も体験した攣りそうな予感です。
このままスイムだけで終わってくれれば、多少足が攣っても騙し騙し泳げそうなのですが、スイムの後はバイクが待ってます。
九十九里有料道路の両脇に設けられたトランジッションエリアは長いので、バイクの乗車位置まで結構な距離をバイクを押して歩かなければなりません。
ビンディングシューズで走るとたちまち足が攣りそうなので、気持は焦りますが、ここは慌てずゆっくりと歩きます。
バイクは九十九里有料道路を3周回。起伏の殆どない直線コースですが、海からの風が強い。行きも帰りも向かい風のような気がして、平坦な道ですがけっこう足を使います。
軽いギアで足に負荷をかけないように、無理をしないように走ります。それでも2周回目の緩やかな上りで足が攣りそうになりましたが…。
足をいたわりながらのバイクで、沢山の人に抜かれながらもようやくバイクフィニッシュです。最後の1周はランに備えて余計にギアを軽くして…。どんだけ軽くするんだっ!ていうくらいのギアでバイクフィニッシュです。
ランに入る前に、エイドステーションで水とゼリーを貰って、トランジッションエリア出口近くの仮設トイレで用を足してからスタートします。
ショートで途中トイレに寄るなんてと叱られそうですが、走り出しはペースが早くなりがちなので、敢えてそうした方が落ち着いて走れるんじゃないかと…。
「完走できそうだ」
と、思ったその時でした。
ランのスタートから300mも走っていないところで、まず左足の太腿が攣りました。走れない程ではないので、様子をみるためスピードを緩めます。途端に右足の太腿も攣ります。そのまま、両足のふくらはぎも攣って走ることはおろか、歩くことすら出来なくなってしまいました。
あっという間の出来事でした。コースの邪魔にならない所まで何とか移動しますが、これがもの凄く痛い。
そのまま5分ほど、立ったままジッとしていました。
「今回もまた完走できないかぁ…」
半分諦めかけました。その時、ちょうど昼食を終えてコースに戻るマーシャルの方々がボクを見つけてくれて、「大丈夫ですかぁ?」と、近づいてきてくれます。
「足が攣りました」
とボクが言うと、その中の女性の方がペットボトルに入った水を渡してくれました。
「これを全部飲んで、しばらく動かないように。無理して動くと余計に酷くなるから」
「ありがとうございます」
言われた通りに貰った水を全部飲み干したところで、「一応、後でまた確認に来ますから」とボクのゼッケンを確認して戻って行きます。
「親切だなぁ」と思って見送っていると、女性の方が何かを思い出して戻って来て、「これをゆっくり全部飲んで」とスポーツゼリーを渡してくれました。
スポーツゼリーを飲み干して5分ほどジッとしていると、何となく足の攣りが治ってきました。それで少し歩いてみると、走るのは難しそうですが、歩いてなら行けそうです。スロージョギングくらいの感じでチョコチョコと400mくらい進みます。
「お、このまま最後まで行けるかしら」と思いましたが、少し行ったところでまた両足が攣って動けなくなってしまいました。
「今度こそダメか…」
再び立ち止まって、攣った部分をさすったり、足のストレッチをしてみますが、すぐに治りそうにありません。
その間もどんどん他の選手に追い越されます。
川沿いで立ち止まっていたのですが、川の向こうのメイン会場からは選手のゴールを伝えるアナウンスが聞こえてきます。こちらはまだ1㎞も走っていません。
中には「ゆっくりストレッチをして下さい」と声をかけてくれる人もいます。ありがたいやら恥ずかしいやら、悔しいやら、動けないのでその場所から逃げ出すわけにもいかず、15分くらいジッとしていました。
もう、絶望的な気持でしたが、太腿の攣りも治ってきて、足を動かせるようになってきました。
何とか完走したいと思い、途中立ち止まりながらでも少しずつ前に進もうとゆっくり歩き出しました。
200mくらい歩くと、少しずつ足が動くようになってきました。さっきマーシャルの方からいただいた水とゼリーが漸く体に浸透してきたのでしょうか。
そこからはとにかくゆっくりペースで、エイドでは立ち止まってスポーツドリンクを沢山飲み、ゼリーも余計に貰いました。
途中、5㎞辺りでメイン会場の横を通過するのですが、フィニッシュゲートのある会場では続々とゴールしてくる選手で盛り上がっています。その様子を横目に見ながら、砂に足をとられないように気をつけて走ります。その時でした。
「のもとさーん!あと半分!楽しんでーッ!」
突然の声援に驚いて声の方を見ると、とっくにゴールしていた岡本さん、ザブさん、ポストさんたちが手を振ってくれていました。
「みんな待ってくれているんだ!」
思ってもみなかったので驚くと同時に感激しました。
あらためて、「何が何でも完走せねば!」というの気持が沸き起こりましたが、急いで足が攣っては元も子もないので、今までのペースを維持しながら走るようにしました。
それにしても辛い!いっそ歩こうかと思うのですが、走れるうちは遅くても走るようにしました。
第28回 トライアスロン珠洲 Aタイプ
S2.5K B102.2k R23.3k
2017/8/27
快晴 水温25度 気温28~30度 風ほぼ無
参加者:氏田、飯田、宮川、岡本、岡安、福島、長谷川、ヤニク、岩本(弾丸組9名)
石兄、板垣、小穴、河野、今里(報告1)、中嶋(報告2) (延泊組7名) 計16名
◆表題 「 生きててよかった!!」
皆様こんにちは。今里が報告いたします。
初ミドル、必死の思いで何とか完走してきました。
思い返すと2年前昭和記念大会が全くのデビュー戦で去年は新島ショ-ト、今年は初ミドルとそこそこ順調にステップアップしているつもりでしたが、珠洲きついとは想像してましたがその距離の長さや内容のハ-ドさはショ-トの3倍位に感じました。
8/26早朝立川タマシンに集合しバイク車載し車5台に分乗し出発しました。片道600Km、約8時間のロングドライブ。やはり遠い。ほぼノンストップ でぶっ飛ばしやっと到着。昼食とり、バイク車検、説明会。雨続き.の夏でしたが今になって夏本番という天気でした。
それから全員でスイム会場、トランジションエリア確認、バイクコ-スを車で1周しました。スイムは、右斜め沖方向に500Mその後右方向に750M泳ぎUタ-ンし復路というコ-ス。その光景は凄く遠く思え、まるで嵐の前の静けさといった感じでした。バイクコ-ス下見は、長い昇りのル-プ橋、16度の急坂の大谷峠。これらの強烈な登り坂を含めての102Km、バイクはランに脚を残しとかないとまずいなというのが試走の感想でした。それから宿にて全員で夕食、すぐに就寝。
翌朝4時起床。会場に到着、試泳。水温適温。透明度3~5M位。かなりの遠浅。
ロングジョンですごく泳ぎやすく背泳ぎした りと余裕な気分。
(そのときは、その後の過酷さを知るすべもなく!)
スイムスタ-ト直前。私は第一ウエ-ブで更に最前列になっていてしまい、後ろにさがろうと思って後ろを見ると第ニウエ-ブの選手がびっしりで後退不可能、外側(左側)もびっしりで移動不可能。(実はその時にその後の激しすぎるバトルは始まっていたのです)
ただ隣にはマッチョさん、右隣にはニコニコ顔の氏ちゃん、左後ろには冷静クールな飯田さんたちがいて落ち着いた気分に。そして遂にスタ-トのホイッスル。最初の数分間はマイぺ-スでいい感じで泳げこれならいいタイムねらえるかな、なんて思って暫くしたら後続選手達の先へ先への超激しすぎるバトルがはじまったのです。
数日前に大会パンフのスイムコ-スを見て予習 をし100M 2分のイ-ブンペースなら55分でスイムアップできるだろう、なんてナメタましたが現実は全くそんにあまいものではありませんでした。
もみくしゃにされ復路コースに押し出されまたもどり、ウエットわきばらつかまれ突き飛ばされたり頭部のたたかれなんて数十回、右眼球殴られゴ-グル吹っ飛びキャップも脱げ、その時コ-スロープそばを泳いでいたのでそれにしがみつきながらゴ-グル、キャップを装着。
その私の姿をライフガ-ドの人は心配そうに見てました。
それから気合を入れ直し泳ぎだし、脇腹ドラフテイングのいい相棒が見つかり暫くいいぺ-スで行けましたがそれも後ろから激突され相棒見失う。その様なことを何度も繰り返しやっと復路に。今度は、波が出てきたのと、強 烈な逆潮流。まるで流れるプ-ルを逆走しているようでした。目標タイムは諦め1分でも速く岸にあがることしか頭にはありませんでした。他の選手の横顔をcheckすると必死形相でもがいている感じでなかなか前に進まないのでキックをかなり強く速く打っているようでした。その時の時間が物凄く長く感じました。自分はこんなに水泳遅かったっけ?なんて思い落ち込みました。そしてやっとこさスイムアップ。走ってバイクへ移動中右太もも攣りそうになり、これからバイク100Kと思うと焦りました。
バイクトランジション、余裕な気分のつもりでしたが、マ-シャルの人に、「ヘルメット前後逆ですよ!」と言われてしまい「自分大丈夫か?」と思いました。脚つりもいつの間にか消え順調な走りだし。前 回大会がバイク後半から腰痛でてまともにランできなかったので、腰痛でないで!と祈る気持ちでした。
レ-ス直前小穴さんに補給食には羊羹がいいよと教えてもらいそれをバイクに積んで走りとてもよかったです。そしてペ-スはおさえぎみでループ橋、大谷峠無事通過し、2周目にはいるトランジションエリアで岡安さんと小穴さんが応援してくれていて;状況がわからず、手をふりました。でもすぐに「もしかして2人スイムタイムオ-バ-?」 と複雑な心境。
2周目の大谷峠やはりキツイ。終盤に入り下り順調に飛ばし残りあと10Kというところでまさかの パンク!
大ショック。もしかして完走できない?という言葉が脳裏を駆け巡りました。いやいや冗談じゃない、あんなにきついスイム乗り越え、バイクに進めなかった岡安さん小穴さんの分まで絶対に完走してみせるぞ!と自分に言い聞かせました。
以前リ-スさんに教わった泡のリペア材とエア-入れなんとか再スタ-ト。なんとかバイクフィニシュ。恐れていた腰痛が全く出ませんでした。知り合いの整形外科医のアドバイスで毎日のストレッチ、腹筋背筋トレ-ニングの努力が報われたと思った瞬間でした。
そしてランスタ-ト。前回大会よりいい感じの走りだし。しかし1.5キロ位までは、暑い日ざしと疲労、これから23キロ走るという精神状態で4~5回目まいがし本当に倒れるかと思いました。
だがGPSwatchでキロ6分を目標に「完走!完走!」と唱えながら走り正に気力だけでした。復路を速いタチトラメンバ-とすれ 違う。 ASが2キロごとあったのが本当に救いで毎回水かけてもらいスポドリ、レモン等頂き本当にボラの方々のお蔭です。あの2キロごとのASが無かったら完走できなかったと思います。
やっと12キロ位の折り返し地点。そこから再度気力ふりしぼり、少しぺ-ス上げられました。
そして腰痛おして出場した岡本さん、左足怪我から短期間でほぼ回復の河野さん。
吉本さんを発見。遂に河野さんを抜いてしまいました!(ゴール前に抜き返されましたが)
ゴ-ㇽ地点のグランドが近ついてきてゴ-ル選手のアナウンスが聞こえてきて、『あ--完走できるんだ--』と思ったら目頭が熱くなりました。
そして遂にゴ-ル花道へ!
なんと右側一列にタチトラ仲間たちが一列に手 を出してくれてるではありませんか!
その時は、人目をはばかずに、両手を突き上げ「やった----!」と大声で叫んでる自分がいました。もう夢の中を走っているようでした。
8:58:13 メチャ遅いタイムだったけど、最高のゴ-ルでした。そして仲間たちと握手し喜びを一つに。でも完走できなかった2人は写真撮ってくれたり、応援してくれたり、自分だったらあんなふうにできないない思いリスペクトです。
後に聞いたことですが私より速くフィニッシュした板垣さんは、以前エントリ-時に読み上げられるコメントに、還暦を迎え最高のfinishができますように!と書いていたらしく、それをウグイス嬢が読み上げた瞬間に感無量となり大号泣しだし仲間たちのハイタッチを完全に 無視し大泣きのfinishとなったらしいです。さすが板さん面白すぎです。
こうして長い長い初ミドル完走の1日は終了しました。
完走後、皆口々に、今年のスイム昨年と比較にならない位キツカッタ、命の危険を感じたスイムは今までで初めてだと言った人もいるくらいでした。
初ミドルだから、レポート、エロセンね!と言われ、じゃあ、『生きてて良かった!』 でいこうと即答しました。
そして弾丸組は、大急ぎでバイク車載し帰路へ。
延泊組は、遂に4種目に突入! 長距離泳いで走ってさぞかし4種目はビール1杯でバタンキュウかと思いきやなんのなんの別の体になったかのよおに絶好調でした。
少し離れた和倉温泉の最高級宿の『加賀屋』に宿泊。
温泉、宴会、バー(イケメンバーテンダー) 全てが最高の宿でした。
翌日は、能登島に渡り私と小穴さんはスキンダイビング、他はスイムを楽しみました。
板さんはというと1人でロングサイクリングへと旅立って行きました。
おそらく一生忘れないであろう初ミドルでありました。
氏ちゃんはじめ皆様本当にありがとうございました。
珠洲の人達のあったかさは、最高でした。(AS充実していて最高)
バイクコースは、大自然のなかを走り素晴らしいです。
スイムもう少しなんとかなればまた行きたいです。
(自分のガーミン見たら3500Mも泳いじゃってました。)
終わりに。
スイム朝一ス タート地点のインフォメイションボードに「右に20M/分の潮流」と記載あったらしいです。ちなみに17mで海水浴場では離岸流になるそうで、それを考えると恐ろしいですね。
◆近年のスイムDNFの人数◆
2013 3人
2014 7人
2015 2人
2016 7人
2017 ナント! 178人!
1000人登録 937人出場 687人完走 246人DNF
リザルト
氏名 総合記録 S B R エイジ
yanick 6:53:45 0:58:35 3:44:47 2:10:23 8
宮川 7:15:03 1:14:40 3:39:33 2:21:01 37
中嶋 7:22:39 1:18:03 4:00:56 2:03:40 42
福島 7:38:23 1:13:02 4:07:19 2:18:02 37
飯田 7:39:09 1:10:45 4:04:45 2:23:39 39
石原 7:43:02 1:30:40 3:48:54 2:23:28 41
氏田 8:05:42 1:18:01 4:09:58 2:37:43 96
長谷川 8:09:18 1:29:53 4:11:36 2:27:49 26
板垣 8:13:46 1:18:29 4:14:36 2:40:41 12
吉本 8:50:53 1:11:47 4:36:00 3:03:06 45
河野 8:53:04 1:30:11 4:19:32 3:03:21 150
岩本 8:57:46 1:21:40 4:34:19 3:01:47 26
今里 8:58:13 1:24:34 4:41:46 2:51:53 103
岡本 9:01:39 1:13:09 4:28:54 3:19:36 160
木更津トライアスロン
開催日:2017.08.27(日)
開催地:千葉県陸上自衛隊木更津駐屯地
報告者:下川養雄
天候:曇り時々晴れ 31度
競技内容:S:1500( 2周回) B:40k(6周回) R:10k(4周回)
記録:2時間57分 総合:1081/1504 エイジ60-65:8/37
エントリーの日に合わせて19日~28日まで遅い夏季休暇を取り久米島でダイビング&トレーニングに行き、いつかエントリーするかもしれない久米島トライアスロン(ミドル)の下見も兼ねて、久米島滞在最終日の24日に、スイム2.5kmは問題なかったが、バイクが7.5kmで400m上昇する坂でやっと頂上にたどり着いて足がパンパンになり、1周16kmを3周のところ1周回ったところで限界になり、自分のふがいなさに痛感しトレーニング終了。
Ø 前日26(土) 受付&説明会
少し旅行とトレーニングの疲れが残ったまま車で事前受付のため、指定駐車場の木更津イオンモールへ、ところがインフォメーションで会場へのシャトルバスについて尋ねると「何も聞いていない」と言い、よく聞くと木更津には“イオンタウン”と“イオンモール”があってナビが古くて指示したのは “タウン”の方でした!“モール”に行くと「B駐車場に行ってくれ」と言われ、また迷いながらようやくついたら、本日最後の受付のシャトルバスが出るところだった。それを止めてもらって駐車し、ぎりぎりセーフ。その日は昼食も水も取らないまま40度位の蒸し風呂状態の体育館で1時間の説明会で終了
Ø 当日27(日)
泊まったビジネスホテル(ホテル君津ヒルズ)のベッドがじめじめしていたせいか、あまり眠れず、朝は曇りで涼しく楽になるかなと思ったが、競技の始まる9時ごろには少しずつ日が差してきた。
スイム:
個人の最後の第五ウエーブが回ってきて海に入ると、まさに「これぞ東京湾!」という感じの汚さ、水面にはいろいろ浮いてるし、顔を浸けて手を伸ばすと指先が見えない!。フローティングスタートなので3~4分は浮いたまま我慢していよいよスタート、前の方の恒例のバトルを避けながら、結局若干のバトルの中に入ってしまいつつ泳いでいくと、1個目のブイのあたりからやたらと白いものが見えて手にぬるっと当たるものがある、クラゲだ、それも多い!口に入らないように気をつけながら泳ぐが泳ぎづらい。右回りのコースだが左呼吸なのでブイが見えづらく何度も前を見ているとゴーグルをけられてずれてしまった、とりあえず前を見ないで皆の流れに合わせて泳いだ、ところが2番目のブイを確認すると随分左にずれてしまっていた。右呼吸は苦しいけど、加地さんに教えてもらったハイポ3と、たまにブイ確認で蛇行しながらも、汚いところから早く上がりたくて、後半頑張った事で、無事33分でスイム終了。
バイク:
トランジションでバイクをハンガーから外す時にサイクルコンピュータが隣のバイクのハンドルに当たり外れてしまった、落ちたサイコンを取り付けようと「カチッ」とセットされるはずが、「バキッ!」あれっ?と思ったら、台が割れてる。仕方がないので周回数を数えるために用意した輪ゴムとメンディングテープをクロスにかけてセット。まさか皆に教えてもらった周回カウント用のものがこんな所に役立つとは。コースに出て親方(三浦さん)に滑走路の風のすごいことは聞いていて、1周回目の風はさほど強くはなったのだが、2周回目からは風が強くなってきて、追い風の時自分の重いバイクでさえ45km/hを軽く超えられる風が吹いている時、事件が起きました。TTバイクが抜こうとしていたそのバイクがそのさらに左前のバイクを抜こうと右側を見ずに右側にはらんできたためTTバイクと接触しその後ろにいたバイクが1~3台突っ込んでいったようで、事故の5,6台後ろにいた私はブレーキもほとんど間に合わず、最左端の白線のようなところをぎりぎりすり抜けてセーフでした。左側に誰かがいたり、1秒速かったりしたらアウトでした。詳しい内容は分かりませんが記録に残されていると思います。残りの周回は向かい風を我慢のライドで終了。
ラン:
1日おきに5~10km走っていたので大丈夫と思っていたのですが、またも2周回目でくるぶしの下に痛みが走った。見ると靴に血がついてる、止まって見ると靴が破れて中のプラスティックが出ていて裸足のくるぶしの下を直撃して、まめを通り越して敗れていた。見た目はきれいだけれど、いつも長く走っている靴なので、もうくたびれていたみたい。このまま他のことを考えながら走ろうと前の人の服の英文字を読んだり、応援してる人の品定めをしたりしている内に痛みに慣れてきて、最終周回にはキロ5分10秒くらいで遅い人をどんどん抜いて走ることができました。結果オーライの楽しいトライアスロンになりました。次は9/9(土)は立川市民トラでエイジ入賞だ!
無駄に長くなってしまい申し訳ありませんでした。
2017.06.25
館山わかしおトライアスロン大会
参加者:
◆痛恨のバイクリタイア編 (報告・野本 拓)
強風でまさかの中止となってしまった昨年の館山わかしおトライアスロン大会…。
私にとっては幻のデビュー戦となりましたが、「忘れ物をとりに来ました」とジブリアニメのようなキャッチフレーズを掲げて今年こそはと意気込んでの再チャレンジです。
しかし、大会当日は前日までの穏やかな晴天が嘘のようなどしゃ降りの雨…。
昨年の嫌な思い出がよみがえります…。
■今年も荒天!昨年の悪夢再び…
大会当日の朝、激しく雨が降っています。
スイムとランは何とかなるかなぁと思うのですが、バイクはスリップして転倒するんじゃないかと本当に心配でした。
昨年、中止前にバイクコースを試走した感じでは、フラットではあるけれど決して広いとは言えない道幅と、所々にクランクや急なカーブがあり、初心者には神経を使いそうなコースを9周もしなければなりません!
さらに雨が降ってるとなると、転倒のリスクがググッと上がります。単独事故ならまだしも他の選手を巻き込んでの事故など、まるで悪夢です。
ましてや自分は昨年9月の村上トライアスロン大会の帰りにジャックナイフで左鎖骨を折り、未だ折れた骨をプレートで繋いでる状態です。
整形外科の先生からは、「バイクに乗っても良いですけど、絶対に転ばないように!」と厳しく言われてます。
故に今大会の私の目標は、自己ベストの更新でも完走でもなく、怪我をせずに無事に帰宅すること。
「家に帰るまでがトライアスロンです」の言葉通り、「だったら参加しなきゃいいじゃん」と言われるレベルで「無事帰宅」が今回の最重要ミッションなのです。
「最悪のコンディションで転倒のリスクが上がるくらいなら、いっそ中止になった方が…」、「いやいやいや、2年続けて中止などあってはならない(板垣さんに何て言われるか分からないぞ!)」などと葛藤しながら出発までの待ち時間を持ち物チェックなどで過ごしていると、全競技のスタート時間を1時間遅らせて開始すると大会事務局からwebで告知がありました。
1時間後には雨の降りも少しは弱まっているのではないか、いや、ひょっとすると止んでいるかもしれない…。天気予報アプリを確認しながら、そんなことを考えているうちに出発時刻がやってきました。
しかし、雨は止む気配はありません。「バイクで会場まで行くのも危険だなぁ。レース前に転倒して怪我でもしたら、本当に笑えないなぁ」と、雨の中を嫌々バイクで会場まで辿り着きます。
■とにかく無事に完走するために!
会場には既に大勢の選手が集まってきており、大会の雰囲気が盛り上がっています。
私も無事に会場にたどり着けたことに、取りあえず「目的の殆どを達成できた」と満足しました。
あとは溺れないようにゆっくり泳いで、転ばないようにゆっくりバイク周回して、足が攣らないようにゆっくり走ってゴールすれば完走できる!と、まあ目的は「無事に帰宅」することから「完走」へと上方修正です。
トランジッションに荷物を置いて、バイクコースを試走します。雨は先ほどより小降りになっていましたが、所々大きな水たまりがあり、そこを避けるとバイク一台がようやく通れるような箇所もありました。ヘリポート近くのクランクでは相当スピードを落とさなければスリップしそうです。
それでもフラットなコースは走っていて気持が良く、バカみたいに飛ばさなければ(元々そんなに速くは走れませんが)、そこそこ行けるんじゃないかという気がしてきました。
ヘリポートを抜けて反対側の直線は相変わらず風が強くてハンドルをとられないよう気をつけなければなりませんでした。
コースの所々に結構な段差があり、そこでは十分に注意しなければハンドルをとられそうになりましたが、何とか行けそうです。
試走を終えるとトランジッション閉鎖まで時間がなくなっていました。
急いでウエットスーツを着て、トランジッションを出た頃には、雨は止んでうっすらと青空も見え始めました。雨粒に当たるストレスがなくなり、元気が少し戻って来ました。
昨年の村上大会でも完走は出来たんだから、今回も完走はできるだろう。後は気を抜かずに転倒しないように気をつけるだけだと…。
そうこうしている内にスイムスタートです。スタートは今年からローリングスタートが取り入れられました。
どうやるんだろうと先行グループの様子をみていると、スイム時のバトルの軽減を図るということでしたが、最初からゆっくり行こうと決めている私には、それほど影響はないなという印象でした。ただ、750mを2周回するスイムコースはスタートから砂浜と浅瀬があり、200mくらいは泳がずに歩く感じです。
準備運動や試泳をしているうちにあっという間に自分たちのスタート順となりました。
ローリングスタートは10人ごと自分の好きな列に並んで前の列から10秒毎にスタートします。確かに落ち着いてスタートできる気はしましたが、スタートの高揚感はあまりありませんでした。
もっとも、スタートしてしばらくは砂浜と浅瀬を走らなくてはならないので、ここで頑張って足が攣ってはいけないと思い、予定よりさらに慎重に行くことにしました。
泳げる深さに辿り着くまで結構進まなければなりませんでしたが、その分、実質的に泳いだ距離は1㎞くらいのイメージでした。
陸から見るより実際に泳いでみると、うねりがあって、泳ぐのがかなり辛い状況だったので、距離が短くなったのは助かりました。
そして、泳ぐ距離が短かった分、自分なりに良い感じでスイムアップすることが出来ました。
■いい感じでバイクパートへ!
バイクへのトランジッションでは、とにかくウェットスーツを脱ぐときに無理な姿勢をして足が攣らないように気をつけることです。
最近、やたらと足が攣りやすくなり、青梅マラソンも函館マラソンも、足が攣って途中でリタイアしてしまいました。
しかも、攣る時は両脚で太ももが攣ってしまうので、一度攣ると暫く動けなくなってしまいます。
館山のバイクコースはフラットなので、心配ありませんが、坂道を登ってる途中でとつぜん両脚が攣って立ちゴケした事もありました。
トランジッションを出る頃にはすっかり雨も上がって日が差しています。
トランジッションからバイクコースへ出るためにバイクを押して走ると、やはり気持ちは盛り上がってきます。
バイクコースに入ると、試走した時とは違う本気のピリピリとした雰囲気があります。
ディスクホイールを履いたTTバイクに追い越される時にはゴーッ!というまるで自動車に追い越されような迫力を感じます。
スリップが心配な雨上がりだというのに、みんな躊躇なくカーブに突っ込んでいきます。
「いやいやいやいや…」とすかさず私は左に寄ります。それでも直線では久しぶりにDHバーを握ってみました。
雨が上がって路面もだんだん乾いてきてます。
ヘリポートまでの直線を飛ばして急なカーブで減速しますが、そこで後ろから追い越される時に、少し驚いてコースを外れそうになりました。
そのあとは大きな水たまりがあって、その水たまりを避けようとすると、かなり道幅が狭くなります。
後ろから追い越してくるバイクに注意しながら水たまりを避けて走っていると、急に前輪が重くなりハンドルのコントロールか効かなくなりました。
最初は濡れた路面のせいだと思いましたが、見ると前輪の空気が抜けてペシャンコです。
「えぇぇーっ!!」と思い、バイクを安全なコース外に避難させます。
すかさず近くに立っていたマーシャルが近づいてきて、「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれます。私は「パンクです。修理します」と答え、前輪を外します。
幸いレース前にタイヤ交換をしたばかりなので、手順は覚えています。しかし、こういう時は本当に慌てているので、いつもは何とか外せるタイヤが全然外れません。
「どうした!大丈夫かぁぁぁぁ!」
板垣さんや氏田さんが心配して声を掛けてくれます。ようやくタイヤを外せたのは飯田さんが二度目に「野本さん、がんばって!」と声を掛けてくれた頃でした。
あまりに時間が掛かっているので、マーシャルが近づいてきて「大丈夫ですか?」と再び声を掛けてくれます。
「大丈夫です」と答えたものの、ちっとも大丈夫ではありませんでした。
タイヤを外して新しいチューブを入れて、タイヤを戻して…と、それだけの事ですが、気持ちに余裕がないと本当にうまく行きません。今度はホイールにタイヤがはまりません。
「落ち着いた方がいいですよ」
見かねたマーシャルが声を掛けてくれます。「そうですね、ありがとうございます」と、もう急がず腹を据えてやろうと思ったところでようやくホイールにタイヤがはまりました。空気は始めてCO2ボンベで入れます。
一瞬で空気が入り、「おお!こりゃスゲェ!」と思わず声が出ます。タンクの部分が急激に冷える事を忘れていて、慌てて手袋で掴みます。途端に不安にかられました。チューブをタイヤに挟んでいたら再びパンクする可能性もあると聞いていたからです。きちんと確認したつもりですが、何しろ焦っているのでいまいち自信がありませんでした。
チューブを挟んでいたら空気を入れた瞬間にパンクする筈です。ひとまず安心してタイヤをバイクに戻してコースに復帰しました。
パンク修理でだいぶロスしたので、タイムの事は考えず、とにかくレースに復帰できたことだけでも上出来です。そして自信にもなりました。
ようやく1週目を終えてヘリポート前の急カーブを曲がったところでさっきパンクした路面に気をつけながら走っていると、再び前輪に違和感を感じました。「まさかなぁ…」と思っていると、ゆっくりと前輪から空気が抜けていくのが分かります。
■遠かった!館山のフィニッシュゲート…
今度はタイヤだけではなく、私の心もペシャンコになりました。一度のレースで二回のパンク。しかも、9周回のうち1周半しか回れてません。
再びバイクをコースの外で止めました。今度はすぐそばにマーシャルがいて、「どうしました?」と聞かれたので、「パンクです」と答えました。
「どうしますか?」と聞かれたので、「一応、修理してみます」と答えましたが、予備のチューブもCO2ボンベももうありまさん。とにかくタイヤを外して携帯用の空気入れで空気を入れてみますが、シューシューと入れたはしから空気が抜けているのが分かりました。それでも10分くらい空気入れと格闘してから、マーシャルの方にリタイアする旨を伝え、足に巻いてあるICチップを潔く渡しました。
「レースの邪魔にならないように、トランジッションまで戻って下さい。ちょっと距離がありますが、頑張って下さい」
私は「ありがとうございます」と礼を言ってトランジッションに向けて歩き出しました。スタート地点の反対側でパンクしたので、2㎞くらいバイクを押して歩かなければなりません。
その距離の長いこと。そして、コースの横から見るバイクの迫力のすごいこと。後ろからTTバイクが近づく音はまるで自動車の音のようです。最近のハイブリッド車の方が遥かに音は静かなんじゃないでしょうか。
そして、トライアスリートは走りながら結構独り言を言っている事が分かりました。「くっそー!」とか「まだいけるぞ!」とか、荒い息遣いに混じって自分を鼓舞するような独り言がよく聞こえてきました。
途中で松岡さんや、石垣さんにも声を掛けていただき、何とかトランジッションまでたどり着きました。トランジッションにバイクを戻すと開放まで戻れなくなるので、とりあえずタイヤ修理のためにメカニックブースに直行しました。
バイクを押していくと、メカニックの方がすぐに声を掛けてくれました。「パンクですか?レースに戻られますか?」「いえ、リタイアしてきたので…。てか、外で修理してレースに戻るの、ありなんですか?」「今日はパンクが多くて、何人かの方がここで修理してからレースに戻ってますよ」
「知らなかった!」
この日だけのルールなのか、初心者が多いタテトラならではのローカルルールなのか分かりませんが、取り敢えず二度目にパンクして2㎞バイクを押して戻ってきた段階ですっかり諦めが付いていたので、レースに復帰する気力は無くなっていましたので、悔しい気持ちはありませんでしたが、機会があったら事務局の方に聞いてみようと思いました。
メカニックの手にかかるとバイク修理は5分と掛からずに終了しました。気になるパンクの原因を調べてもらうと、爪の先ほどのガラスの破片がタイヤに埋まってました。
「ガラスの破片がタイヤに刺さって、時間が経ってからパンクすることはよくあるんです」と教えていただきました。という事は、最初のパンクの犯人もこのガラスの破片で、ガラスが残っているのを確認をせずにタイヤを戻したので、二度目のパンクになったのか?修理をした時にタイヤを確認しなかった事を悔やみました。もっとも、あの時の自分にそんな余裕は全くありませんでしたので、仕方がないという諦めもありました。
メカニックの方に一度目のパンクもこのガラスの破片が原因かを確認して貰ったところ、パンクの穴の位置から考えて原因は別だという事でした。
タイヤの確認不足が原因でなかった事にホッとしましたが、5㎞も走らずに二度もパンクを起こすなんて、これはよほど館山に嫌われているに違いないと思いました。
そんなわけで、去年に続いてまたまた館山のフィニッシュゲートを通る事ができなかったわけですが、今回の教訓は二度もパンクすることもあるという事でした。ショートで2度もパンクするなら、ミドルやロングでは一体どれだけのトラブルに備えたらいいんだ?という疑問も湧きますが…。
ところで…後で思い出したのですが、替えのチューブは一本しか携帯していなかったものの、パンク修理用のキットをあともう1セット持っていました…。あの時に諦めていなければ、再びレース復帰を果たせたかもしれません。
そして…来年、3度目のタテトラ出場も決定です。今度こそ、次こそは、館山のフィニッシュゲートをくぐりたい!
というわけで、今回のタテトラ・リーダーの飯田さんと氏田さんから来年のタテトラリーダーを拝命致しました!(私で大丈夫でしょうか…。また中止になったりしないでしょうか…)
来年こそは二度パンクしてもめげずに完走できる強い心を持って、三度目の正直を信じて館山大会に臨みたいと思います!
最後に私ごとで恐縮ですが、7月中旬に三鷹から横浜に引っ越しました。立川からさらに遠くなって練習参加もままなりませんが、自主練習に励んで、これからもタチトラメンバーとしてトライアスロンには参加させていただきたいと考えております。何卒よろしくお願い致します!
-了-
全日本トライアスロン皆生大会 2017年7月16日(日)
鳥取県米子市
(堺港市、南部町、伯耆町、大山町、日吉津村)
スイム3km(皆生温泉海岸)バイク140km(国立公園大山山麓)ラン42.195km(弓ヶ浜半島沿岸)
曇り後晴れ、最高気温35度
参加者(関根さん、リース小林さん、西さん、斉藤た (レポート))
トライアスロン発祥の地、皆生。灼熱か豪雨の皆生、今年は灼熱の皆生が迎えてくれました。
伝統を重んじ、また4000人を超えるボランティア、マーシャル、市民によって支えられている素晴らしい大会でした。
[移動編・下見]
ちょっと旅行気分を味わいたかった私は、金曜日20:00新宿バスターミナル~深夜バスで出発しました。(飛行機の場合だと米子鬼太郎空港に降ります)。バスは先着10名程度が3列シート、以降は4列シートです。ちょうど境目だった私はフットレストも使い広く使うことができました。隣は何とあの河原 勇人選手。ちょっと緊張しながら自己紹介して、立トラであることを告げると名雪理事長、古塩コーチの
話題になり、中央線沿線ではつながりがあること、皆生大会は地元のボランティアが素晴らしい大会であることなどを話して下さいました。シーンとしたバスで、間もなく21:00には消灯となりました。
バスは2時間毎に休憩します。翌朝6:00には米子に到着しました。
さあどうしようか、と周りを見渡していると「折角なので一緒に食事はどうですか」ROAD TO KONAのレース会場でも出店されているIさんと河原選手の3名で朝食に。またもや緊張しましたが補給食の話やコーチの話など色々お伺いすることが出来、楽しく嬉しい幸先の良いスタートを切りました。
10:00からはバイクコースの下見バスに参加しました。2台のバス満席で皆生温泉から2時間かけてスタッフがコースの特徴などを案内してくれます。大山の山々は緑が素晴らしいです。坂道が気になっていましたが、それよりも暑くて(この日も35度)熱中症対策が心配になりました。
[前日開会式]
開会式は米子コンベンションセンターで実施です。色とりどりのカラーの選手1000名が集まりました
皆生大会は本土で唯一のロングの大会で、交通規制を基本行わないスタイルを取っています。従い、自転車への警音器(ベル)も義務付けられています。大会継続には様々な課題があって交通規制を守ることとスタッフ、4000名以上のボランティア、マーシャル、沿道の市民の理解、選出のマナーによって成り立っていると説明がありました。伝統ある大会を何としてでも続けたい。気持ちが伝わる開会式でした。
発祥の地皆生では水泳、自転車、マラソンという表現を使います。伝統と言えば、大会での質問でも、「マーキングは手の甲ではだめか」に対して「結局は消えてしまいますが、皆生では昔から腕に書く伝統です。日焼けのあとがつらく楽しかった想い出を蘇らせてくれますよ。しかも腕のほうが格好いいと思いませんか」という素晴らしいマーシャルの回答でした。(まさかこの様な素晴らしいマーシャルから後ほど個人的に御指導を頂く形になるとは思っていませんでした)
[セッティング・スイム]
当日のスイム会場は穏やかな波、曇り空でとてもよいコンディションでした。高石ともやさん(第一回優勝)による皆生テーマソングの流れる中、バイク本体のみセッティングし、他は3つのバックに分けて預けます
(スペシャルドリンクもここで預けます)。私はトイレで準備が遅くなり、入水時間に1分くらい?遅刻してしまいました。スイムはフローティングスタートです。八尾監督による挨拶が始まりました。「今日は素晴らしいライフセーバが沢山います。絶対に皆さんを助けます。だから安心してゆっくりノーバトルでスタートしてください。ノーバトルですよ」に会場は爆笑。実際は先頭の方はバトルモードだったようです。ファーンのホーンでスタートしました。スイムは海岸線と並行で泳ぎます。一旦陸に上がってまた戻るコースです。ここは気持ちよくトラブルなく泳ぐことができました。
[バイク]
皆生バイクは交通法規を守ります(最初の1時間に限り規制頂ける)。信号では原則止まらなければなりません。(ちょっと緩いかな、皆生の人々の優しさですね)
最初は街中から川沿いを走ります。多摩サイの様なコースです。道路も端っこ一列になって走行します。途中は女子高生が黄色い声援で応援してくれます 「頑張ってくださぁ~い♡」 「応援してまぁ~す♡」
おっと、娘と同じ年頃だった。男子高校生は大声で気合いを入れてくれます。
バイクは川沿いから田園風景に入ります。地下道もあります。
皆生はバイクを下りて押して渡ります。選手の皆さんは皆紳士でゆっくり渡りました。
緑豊かな田園を抜け、40kmほど走ると国立公園大山の山中に入ります。坂が続きます、坂を上っていると車の窓から応援されます。大山の山を登ったころ、チェックポイント通過付近でチェーンが落ちました。立ちゴケしそうだったので漕いだところ、チェーンがスプロケに挟まり,全く動かなくなりました。
バイクマーシャルが近づいてきて「どうした~ありゃー取れそうだな、手伝ってあげたいが手伝っちゃ行いけないんだよ。ごめんね。」しばし格闘。切れたらレースはそこで終わりだ。「メカニックは近くにいるから呼んできてあげるよ。」ぎぎぃー取れた!「復活よっしゃぁ」お礼を言い立ち上がりました。振り返るとちょうど道路が混んでいて車窓から私を心配そうに見ていました。笑顔を振りまいて再出発。
ポイントを通過すると今度は下り基調。気持ちよい速度で街中に戻ります。と、この先下見で行かなかった区間に差し掛かります。大山が一番高かったのでもう坂はないだろうと思っていましたが、ここからが坂・坂・坂の連続でした。下見で種明かししなかったナ。皆生名物ジェットコースターです。とにかく坂。折り返しの中山温泉癒しASで休憩。ここではスペシャルバックを受け取れます。私はアスリート粉飴で補給食を用意していましたが、各エイドはご飯、パン、オレンジ、レモン、スイカ、バナナ、梅干し、塩、コーラ、お茶、水、スポドリ、OS1が配備されています。コーラがやはり大人気でしたが悪魔のコーラはランでと決めていたので飲まずに我慢。街中に戻ります。いくつも坂があったということはまた坂の連続です。坂が好きな方にはお勧めです。
フィニッシュするとほぼ自転車が戻っており後ろ組であることは想定通りでした。ゆっくり着替えます。
[ラン]
皆生のランは歩道を走ります。普通の街ランの様な感じです。
ランに入ると裸足の女性が現れました。ここから酷暑の中(当日35度)を裸足でフルを走るのか?)
事情があったのでしょうがすごい精神力です。ゆっくり走り始めます。バイクもそうでしたがASでは
「水かけて」というと大勢に取り囲まれ、「待ってました」とばかり柄杓とスポンジで頭からざばーっとかけてくれます。至福の時。
「もう一回」ざばーっ。ほんと生き返るよ。
小さな腰くらいの子供もスポンジで一生懸命やってくれます。しゃがんでかけてもらいます。ありがとう。
昨年バラモンでは20kmまで走って2周めで折れて、走る/歩きを繰り返す作戦でゴールしました。
今年こそは、が、20kmくらいになると両も、両ふくらはぎにけいれんが始まりました。うーむマズイな。だましだまし走ります。しかし、とにかく暑い。ASではos-1、os-1、os-1、周りも皆os-1の
状態でした。ミネラルが足りないか?去年は自分の腕をなめて走りました。今年はお行儀よくしたいのでASでは塩と梅干しを毎回補給。またAS毎に消炎スプレーをかけて走りだします。
しかし暑い。アツイ。
“距離が長くなるほど、身体は心が動かしてくれる”
“出来るか出来ないかではなくやるかやらないかである”
“あなたが思っているよりあなたは強い”
色々な格言を思い出し、自分に鼓舞して走ります。
何人かASで横になっている人も見かけました。吐いている人も数人。私の前の選手もげ^え-。大丈夫かな?熱中症じゃないかな。その選手はまた走り始めました。裸足といい、吐いても走る、すごい人たちです。35kmを過ぎると暗くなってきました。蛍光タスキを渡されます。
皆生は歩道橋も渡ります。「歩道橋登レ」 登れ? ココノボルンカ? 走って上がれないのでじっくり
渡ります。渡って信号待ち。普通の生活の中で大会が行われていることを実感しました。
走らせてもらってありがとうという気持ちになりました。
暗くなると反対側車道から子供の声で「がんばれー」。見えない子どもに「頑張るよー」と返すとお母さんらしき声「あと少しですよ~」
目の前をサンダルで走る選手もいました。色々な選手がいます。走って歩く、走って歩く、なぜかサンダル選手を抜けません。俺って根性ないな。弱い自分がいました。まだまだ修行不足を感じました
ゴール会場はどらどらパーク(どらやきドラマチックパーク)、ようやくゴールです。「おかえりなさい」のアナウンス。皆生では応援の沿道でもおかえりなさいと声をかけてくれます。完走できたことと、大会関係者、ここまで引っ張ってもらったチームメンバに感謝しつつゴール。みなさんありがとう。
と、ここでスタッフから、
「ゴールおめでとうございます。疲れているところ悪いけど大会本部に行ってください。入水遅刻の件」
本部に行くと審判の方から、あなたは入水時間に遅刻しています、規約だと厳密には失格ですが、今回トイレの問題なのか多くの方が遅刻したのでペナルティは取らないが今後のために誓約書を書いてください。」 トイレに行って遅れたのは事実ですが、準備が悪かったのは私の問題ですとお詫びし、
誓約書に反省文を書いて受理していただきました。私はマーシャルの講習も受けていて恥ずかしくなったとともにマーシャルの方のご対応を見て、わたしもこの様な対応ができる様になりたいと思いました。
[観光編]
皆生温泉から堺線(鬼太郎線)で約45分。昨日走ったラン折り返し地点、境港は漁港です。水木しげるのふるさと、ゲゲゲの鬼太郎の街です。電車のペインティング、電車の天井、皆妖怪の絵が書いてあります。駅名も妖怪の名前があります。空港名も米子鬼太郎空港です。(鳥取の別の空港は鳥取砂丘コナン空港ですが)
ゲゲゲ世代の私は街中の水木しげるロードの妖怪オブジェ(150体ほどあるようです)を見て回り、その先の堺港水産直売センタで新鮮な海鮮の食事をして、暑い中を汗だくで観光し、帰途に着きました。
米子からはちょっと足を延ばせば宍道湖、出雲大社があります。皆生に参加した方はこちらも観光されている様ですよ。
★ 2017五島長崎国際トライアスロン バラモンキング★
2017.6.11
参加者:【A type/TL 226.2キロ S 3.8キロ, B 180.2キロ, R 42.2キロ】
教授(吉本さん)、イケメン(和田)さん、かとてる(加藤)さん、リース(小林)さん、春口さん、ワッキー(西脇)さん、謝さん、愛ちゃん(仲谷さん)、村山
【B type/TL 147.1キロ S 2.4キロ, B 124キロ, R 21.1キロ】
石兄(石原)さん、ちはらさん
◆レポート:村山
トライアスロンを初めて丸2年、念願の長崎五島トライアスロンバラモンキングに参加しました。初ロング、しかも厳しいと噂のバイクコースを擁するバラモンキング、記録よりもとにかく完走、を最終目標として挑みました。
また今回は自分にとって初めての九州という事、同じトラ仲間の皆さんとの初めてのトライアスロンツアーであり、単なるレース参加以上にとても楽しい、充実した旅行となりました。
という事で、以下、大会前の道中から思い出すままにだらだらとレポートしますが、来年以降、多少なりともタチトラでこの大会に参加される方にとって参考になれば、と思います。
ー6/9(金)<大会前々日>—
朝6時半頃、金曜同行組の皆さん(石兄さん、ちはらさん、イケメンさん、かとてるさん、ワッキーさん)と羽田空港で待ち合わせ。皆さん、かなりリラックスモード。
でも荷物の準備は今日の深夜までかかった人多し。遠征ロングだとこのあたりの仕事とのスケジューリングも結構大変な事を実感。かく言う自分も仕事からほぼ逃亡状態で、かけつけましたが。。
8時ごろの飛行機で一路長崎空港へ。
機内はほぼ全員トライアスリート。それもあってか機内では「五島トライアスロンに参加の皆さん、頑張って下さい」との何とも嬉しいアナウンス。まだ2日間あるけど、これで少しテンションが上がりました! 長崎空港に到着し、そこから長崎港にバスで45分ほどかけて到着。ここで別便の教授と合流。まだ福江島行きのジェットホイル(船)の時間まで3時間以上とかなりあります。。
「じゃあ、早めのお昼行きますか!」という事で、観光は後回し?にし、イケメンさんが事前調査していた、オススメの長崎チャンポンのお店に。
港近くのミニ中華街にある中華料理店で、サイドメニュー(シュウマイ、焼きそば等々)含めて、初めての長崎料理を早くも堪能。全て美味し!早々に帰りのお土産などを物色した後、いよいよジェットフォイルで福江島に乗り込みます。
一時間半ほどで福江島に到着。港はすでにバラモンのノボリがいたるところに立っていて、ここからも島をあげての一大イベントなのをひしひしと感じました。
最後のフィニッシュゲートも準備されていて、俄然やる気が出てきました。
そこから歩いて競技説明会の会場に。選手登録を済ませて説明会会場に入ると、すでに多くの参加者で会場は一杯。有名ブロガーの方も結構見かけました。
説明会は1時間ほどで終了、そのあとは、再び歩いて今回お世話になるお宿に。
「お世話になります!」
お世話になったお宿はこのように会場からも近い「ゲストハウス雨通宿」。
寝具店なのに、バーがあり、そしてゲストハウスも営んでいるというかなり変わった所。でもアクセスは抜群、宿スタッフの皆さんもとても明るく、親切の方ばかりで、とても温かい歓迎をいただきました。ゲストハウスはというと、皆が集まるリビングとは別にゲストハウスのルームが1Fに2つ(2Fにもあるようでした)ありました。
我々は1Fの二段ベットの8人部屋。中は荷物置きスペースもある結構広い部屋で、各ベットにはカーテンも付いており、雑魚寝のタイプに比べると結構、プライベートが確保できる点がいいなと感じました。
その他、トイレ、シャワー、冷蔵庫などは共同ですが、自由に使える点でストレスなく、宿代もとてもリーズナブルで3泊4日という短い間でしたが、リラックスして過ごすことができたと思います。
宿にチェックイン後、夕食へ。
夕食&前夜祭は商店街の少し外れのお好み焼き屋「鉄平」。
お好み焼きはもちろん、五島の海の幸、そして美味しいお酒を腹一杯飲み食いしました。特にお刺身、焼酎は絶品でした。
お陰でかなり飲みすぎましたが、終始皆さんリラックスした、とても楽しい宴でした。
この後も2件目、宿に戻って飲み直し、と続きましたが、私は12時すぎには大人しく終了。
明日はバイクの預託、そしてバイクコースの下見になります。
—6/10(土)<大会前日>—
6時ごろ起床。
お酒が少し残っていましたが、同じ部屋で昨夜合流した謝さんの、とても素敵な目覚ましでバッチリ早起き出来ました!
輸送していたバイクがきになるので早速バイク置き場へ。
輸送でバイクが壊れていないか気になりましたが、なんとか無事であることを確認。ここから組み立て作業を開始しましたが色々と手間取り、結局9時過ぎまで掛かって終了。その間、他の皆さんもぼちぼち組み立て作業を開始、ほぼ全員が10時ぐらいには準備完了し、朝食を宿でいただいからバイクでバイク預託会場へ。
(謝さんが組み立て作業で少し戸惑っていましたが、皆さんの協力もあり無事準備完了しました!皆さん、ナイスフォローでした!)
バイク預託会場ではすでに多くの参加者が預託を進めていました。
天気予報では今日夜から雨。明日も雨で一時豪雨の予報。。
それもあり、皆バイクにレインカバーをかけての預託。自分も用意していたレインカバーを被せて預託しましたが、当日の雨はなんとかならないかと祈りながらの預託でした。
預託では西脇さんがヘルメットチェックでまさかのNG。急遽新品ヘルメット購入という痛い出費のアクシデントはありましたが、無事全員預託を完了。
その後、ランバック(バイク→ラン時のグッズを入れたバック)とスペシャルニーズバック(バイク&ランの特定補給エリアで渡してもらう参加者が自ら準備した補給食)を預け、レンタカーでバイクコースの下見に出発。
かなり起伏に富んだコースと聞いていましたが、予想を裏切らないハードなコースで早くも走りきれるか心配に。途中には通称「ジェットコースターコース」と呼ばれる急な下り、上りが連続したコースもあり不安は更に増幅。それ以外も結構アップダウンが多かった事、明日は雨予報であまりスピードがだせないな、とか弱気の虫がどんどん広がって行く感覚でした。
ただ後になってみると、このコース下見はとても良かったと思います。
特にコースの全体を大方イメージ出来、ここを超えるとあとどのくらい、といった距離感が掴めたことは当日の自分のモチベーション維持にとても役に立ちました。
スイム会場にも立ち寄り、すでに預託した自分のバイクがちゃんと自分のナンバー位置にセットされている事を確認、レインカバーで覆われていたので行方不明になったらと心配していましたが一安心です。
和田さんバイクもゼッケンナンバーが連番だったので直ぐ横にありましたが、レインカバー?のサイズミス。。少し心配でしたね。
スイムコースは、と言うと、完全に湾の中。従ってうねりの心配は無さそう。透明度は其れなりな感じとの事でしたが、自分かこれまで出場してきた大会で泳いだ海に比べればかなり綺麗な印象でした。
これでいつもの過呼吸にならなければスイムは結構行けるのでは、と少し自信を持ち直しました。この時は。
遅めの昼食後、バイクコースの途中にある海が綺麗な高浜海岸へ。
天気が良ければ此処で試泳の予定。でもすでに天気は下り坂で小雨がぱらつき気温も涼しい。
なので、ワッキーさん、かとてるさん、ちはらさん、謝さんは泳ぎましたが、自分含めて他のメンバーは寒そうなので見学のみ。晴れていたら遠浅で透明度も高く、かなり気持ちよさそうな所。岩場にはお魚も結構泳いでいたみたいです。
下見終了後は、昼食から時間はあまり空いていなかったもののそのまま早めの夕食へ。
前日なのでノンアル、そしてしっかりカーボローディングして締めました(^^)
宿に戻った後は補給食の準備やボディナンバリングなど明日の準備をせっせと行い、皆九時頃には就寝。
自分も補給食や各バッグへ何を入れたかの最終確認で手間取りましたが、九時過ぎにはなんとか横になる事が出来ました。
なお今回のロングの補給食としては、以下を考えていました。
バラモン対策練習からバイク中の飲み物、食べ物を色々試して自分はこんな感じに。
〈フロント:500ml〉
・トップスピード二錠溶解ドリンク約500ml(なくなったらエイドで水を貰って同二錠溶かして補充✖︎5回分。予定では40キロで補充のペースで。)
〈フレームボトル1:700ml〉
・マグオン顆粒スティック✖︎1、グリコCCD✖︎1、電解質パウダー✖︎1、粉飴 適当、クエン酸 適当
〈ベントー箱〉
・男梅シート
・塩分チャージタブレット
・バランスパワー ぶどう
〈ジャージポケット〉
・ウエハーバー チョコ味✖︎1
・アミノバイタルジェル✖︎1
・おにぎり✖︎1(宿で作ってもらうおにぎり)
スイム前にはアミノバイタルジェルとおにぎり✖︎1、ランの時はジェル✖︎3-4
と言う感じです。
ただバイクのバランスパワーは今回がお初です。ぶどうは失敗だったかな。
いよいよ明日は本番です!
天気は雨、外はすでにかなり降っていますが、なんとか回復しないかなあ、、と祈りながらウトウトとしての就寝でした。
なんとか完走出来ますよーに!
—6/11(日)大会当日—
3時起床。
結局ウトウトのまま三時を迎えてしまい熟睡とは程遠い感じ。やはり緊張しているのか?
シャワーを浴び、宿で用意していただいたおにぎりを2個、さらにバイク補給食用に小おにぎりを貰って準備を進めました。
四時過ぎに宿を出発。予想通り雨は止まず、傘を差しての移動です。気温も低い。
こんな状況でのスイムは寒くてやだな、と思いながら憂鬱な気持ちでバス乗り場まで。
ところがスイム会場に着くと、、雨が止んでる!
朝の状況から正直、諦めモードでしたが、この状況は気持ち的にかなり救われました。良かった!
あとは水温だな、と思いながらバイクの所に行き、補給ドリンクの準備やタイヤの空気圧のチェックを行いました。これで天気は行けそうと判断し、石原さんからアドバイスを受けていた空気圧低めのタイヤを通常圧に戻しました。これで下り坂もガンガン攻められそうです。
残りの時間はトイレでの最終調整の他、ウエットに着替えて試泳時間まで暫し待ちます。
過去の大会ではこの待ち時間は結構、緊張です。
しかし今回は仲間がたくさんいた事や、ビデオ撮影の人達がイケメン体操でイケメンさんをしっかり撮影するなどリラックスさせるイベントもあり、過度の緊張をしないで済みました。
そして、いよいよ試泳の時間。
恐る恐る入水すると、、水が冷たい!泳いでも心拍が上がり、呼吸が続かない!これはヤバい!
いつものダメパターンが頭をよぎり、一気に泳ぐのが怖くなりました。どうしよう…。
ここはせめてバトルの少ない後ろからのんびりマイペースでスタートしよう、と決断。
リースさんや、教授とエールを交換しながらも後ずさりしながらスタートを待つ事にしました。
こうして最悪の心理状況の中、7時のスタートを待つことになりました。
★スイム
7時。エアフォーンのあの「プワ〜〜ン!!」という独特の音で遂にスタート。
226kもの長いレースが遂に始まりましたが、この時はそんな余裕は全くなく、ただスイムが最後まで泳げるか、という事だけでした。
こんな遠くまで来てスイムでリタイア、それだけはしたくない!
コースは5つのブイを回って一周1.9kを2周回。スタートは海上にうかんでのフローティングスタート。
スタート地点は横にかなり広く、第1ブイでかなり狭まる形となるので、自分は後方からの代わりに内側からゆっくりスタートしました。
自分は最初の2、300mが肝で、この間が過呼吸となりまともに泳げず、平泳ぎ、最悪は背泳ぎになり、今回もそうかなと思いながら泳ぎ始めました。
しかし暫く泳ぐと「あれ?!」
いつものような苦しさがなく、最初から普通のクロールが出来る!ラッキー!
試しにペースを上げて泳いでも、、何とも有りません!
これでやっと我に返り、普段練習してきた両側ブレスや、本などで学んだラクに静かに泳ぐ泳法を試みる余裕まで出て来て泳ぐ事が出来ました。
また後のバイクの事を考えてノーキックにし、無駄なコース取りをしないようヘッドアップで方向を調整しながら泳ぎました。 不思議なものでバトルは結構ありましたが全く気にならず、早そうな人の横について効率的に泳ごうとする余裕まで出てきました。今までは何だったんだろうか?
こうして第1ブイ、第2ブイを抜け、長い直線の第3ブイに向けて順調に泳いでいきます。
順位はスタートが遅いので今は後方だけど、このペースならガンガン抜けて真ん中ぐらいでスイムフィニッシュ出来るかな、とまで欲張り始める、ノーテンキもいい所。そう、この後の展開に気がつくまでは。。
すこしうねりはあるものの、無駄なコース取りもせず第3ブイをパス、続けて第4ブイを目指します。
ここはかなり流れを感じてボートに乗ってる人がプラカードで方向の修正を促していて、気をつけていても流れでそちらに流される感じでした。
でも何とか第4ブイもパス、今度はブイを左にみながらの第5ブイを目指します。
この頃になると薄っすらと日が差すこともあり、確実に天気は回復傾向。早くスイムアップしてバイクをかっ飛ばしたい!とか考えながら泳ぎました。
まだ一周も終わってないのに。
ところが暫く泳ぐもうねりの影響か、なかなか前に進んでる気がしない。
でも結構結構前の人を抜いた気がしたので、ようやく真ん中くらいに来たかな、と思い周りを見てみます。あまり人が居ない。
おかしい、そんなに追い抜いた?と今度は後ろをみるも同じく少ない。。
あれ?これってスタート時と同じでかなり後ろって事?不安になりながらもタイムは分からないのでとにかく前へ、前へ。
進まない感じでなんとか第5ブイを通過し、一周目を終了。陸に上がって水を飲みながらタイムを確認。47分!?遅い!
はい、ここでスタート時からほとんど順位が変わらない事を認識しました。でも調子は決して悪くないので、うねりで余り進まなかったのかなあ、と思いながら2周目に入ります。
2周目も一周目と同じく状態は淡々とほぼノーキックで泳ぎます。
各ブイをパスしていきますが、相変わらず進んでいる気がせず。第1—第3はまだしも、第4ブイから第5ブイは更に進みが遅くなり、ノーキックのせいもあってか、腕もかなり疲れてきました。
その時、視界にまさかのキャップが目に入りました!!黄色のキャップ!
ここでBタイプの先頭集団に追いつかれてしまいました。。
前日に「よっぽど遅くなければBに抜かれる事はないよー」と石兄さんに言われたのを思い出しました。自分も、1時間遅れの人達からそれはなー、とさすがに思っていましたが、まさか現実に追いつかれるとは。
でもここまで来たらとにかくスイムを終わらせ、バイクで挽回する事に決めました。
何とか第5ブイをパスし、大勢のBタイプの人達と一緒にスイムアップ!
タイムは1:44とかなり遅いタイムでした。
これはバイクでしっかり挽回しなきゃ、とシャワーの所にくると、なんとイケメンさんの姿が!
「和田さん〜」声をかけると、振り向いて「やっちゃったね〜」とお互い苦笑いしながら一緒にトランジットのテントに向かいました。
もうかなり遅いのが分かっていたのでここは焦らずに呼吸をしっかり整えてスタートしようとジェルを補給し、濡れた足をしっかり拭いて落ち着いてスタート。
バイク置き場はもうかなりスカスカ。それでも焦らずゆっくり自分のバイクに向かいます。
先にスタートラインを超えていくイケメンさんの姿が見えました。バイクではかなり順位を上げるんだろなあ。ようやくスタート地点までバイクを引き、しっかりラインをこえてから乗車。
いよいよ180kの長いバイクパートの始まりです。
★ バイク
バイクは島南部を東から西に抜けて起伏の激しい島西側を2周回、そして再び北側から島東側に戻る約180kコースです。
最初は港付近の比較的フラットなコースを走ります。まずは足をバイク漕ぎに慣らしながら補給食を。お腹が空いていたのでおにぎりを半分、そしてジェル。スピードは抑え気味で。
暫く行き、ちょこちょこと登り、下りを超えるとあのジェットコースターコースに。
間近に見るとかなり下って登るので、目一杯漕いで下り惰性で登る、とこれをいくつか繰り返し、ここでかなりの人を抜けました。気持ち良かった!
島西側の周回コース手前からフラットな所は無くなり、結構な山登り、下りがずっと続きます。
結構な長さの登りを登っていると、後ろから「あれー。けんさん?」と声掛け。
もしやと思って振り返るとそこには早くもBタイプの石兄(石原)さんが。。マズい!
バイクパート序盤で早くも捕捉され、あっという間に抜き去られました。
でもここで無理にペースアップしても仕方がない。まだ先は長いし。
後の足を残すためにもここは我慢、と28km/hぐらいを維持するようマイペースで進めました。
周回コース入口付近では、同じタチトラで今年宮古島を完走している愛ちゃん(仲谷さん)に遭遇。海岸沿いの対面コースでは教授や再びイケメンさんともご対面。愛ちゃんはバイクが少し苦手と言っていたので苦しそうでしたが、教授やイケメンさんは序盤なのでみな元気そう。
この頃になると雲も取れ、日差しが強くなって暑さが厳しくなって来ました。
エイドでは熱中症のきけんもあるので水分補給と毎回、体に水をぶっかけ。
対面コースを通過してからも基本、山登り、山下りの連続で、そのまま2周回目に入ります。
ノーキックスイムでかなり足は温存できていたこと、天気回復により下りの勢いで登りをこなせていたこともあり、1周回目の起伏はそれほどキツくは感じませんでした。
しかし2周回になると、とにかく暑さが厳しく感じ、補給ドリンクの減りも激しくなり、疲労感でベースが徐々に落ちていきました。
ようやく2周回目も終わりに近づき、スペシャルニーズバックのあるエイドに到着。
ここは登りきった所でトイレもあってか、かなりの人が座り込みで休憩中。
自分も同じように休憩を、とバイクを寄せて停止しようとしてハッと。
いや!まだレースは終わってないでしょう!
我に返ってバックをもらい、そのままパス出来ました。危なかった、心の弱さをちょっと感じた一瞬でした。 バックの中身はベーコンチーズパン。補給食の味気なさに飽きていた頃だったのでこの味はかなり救われました。おかげで少し元気が戻り、残り約40キロ、気合を入れ直す事ができました。
とはいえ周回コースが終わってもバイクフィニッシュは相変わらずのアップダウンの連続。。
当たり前ですが行きに通過したジェットコースターコースもあり、一時復活した元気もあっという間になくなります。暑さも合まってペースはガタ落ちの状況。途中、教授やイケメンさんに会いましたが、皆、疲労の色は隠せない雰囲気でした。
そんな時、残り10キロ余りの対面コースの折り返し付近でまさかの人を見かけました。
今回ロングは勿論、ミドル以上も初チャレンジという謝さんです。
自分より先をいっていた!?
普段の練習会の雰囲気で、自分より前は無いだろう、と思い込んでいたので正直ショック。。
ここは負けられない!と、ペースアップ。気合を入れてかなりの人をパスして距離を縮め(たつもりになり)ましたが時すでに遅し。。
結局追い付くことは出来ず、そのまま180キロ超の長いバイクパートはフィニッシュとなりました。時間を見ると7時間越。6時間台でフィニッシュ出来なかったのは残念ですが、残りはランだけ。なんとかここに漕ぎ付く事が出来ました。
★ ラン
バイクをボランティアの女性に渡してテントに移動し、これまたゆっくりと腰を落ち着けてのトランジッション。
椅子に座ってランシューズに履替えてキャップを被り、タオルで汗を拭いてジェルを補給しながらしばし休憩。
足はガクガク状態で、まともに走れる気がしない。
これからフルマラソン。完走はできそうだけど先は長そうだ。。
すると横からまた声掛け。追っかけていた謝さんです。
「次はランだね。頑張ろう!」
と明るく声をかけていただき、テントを出て行きました。
元気だなあ。
私はもう少し休もうか、と。
少し落ち着いたので漸くスタート、と思いきや、しまった!
時計をバイクから外し忘れた事を思い出しました。
さすがにこれがないと残り時間もペースも全く読めないので走れません。
慌てて近くの職員の女の子にゼッケンナンバーを伝えた所、じぶんのミスでも無いのにバイクの場所を走って探してくれました!ありがとう!!
そんな感じでいきなりドタバタしましたが何とかスタート。
ランコースはバイクフィニッシュした外濠公園から堂崎天主堂までの片道約10キロを2往復(Bタイプは同じコースを1往復)して五島港公園でフィニッシュ。
まずは一周回目。
予定ではキロ6分ペースで走り、登りは歩き、エイドでは水分補給を欠かさず立ち寄ろうと決めてスタート。沿道からの応援エールは物凄く、これは頑張って走らなければと気持ちを奮い立たせます。
疲労感はあるものの足攣り、筋肉痛はないので淡々とマイペースで進むと、途中でBタイプのちはらさんと対面。もうすぐゴールですね。羨ましい。。
「ちはらさん!」「おー、けんさん」互いに元気を確認しました。
街中から県道に入り暫くいくと住宅街中にエイド。
ボランティアの子供たちがドリンクやら、かんころ餅やら色々出してくれ、ここはスポーツドリンク、かんころ餅をもらい手を振ってスタート。山道ではリースさんと対面。
「頑張れ!」と逆にエールをもらい、かなりのスピードで通り過ぎていきました。ほぼ20キロ走ってるはずなのに速い…。 続けて春口さんと対面。「もうかなり限界です!」といいながら通りすぎていきました。いやいや、ほぼ20キロぐらい差を付けている人が何いってるんですか?
バラモン直前練習では「完走できればイイです」なんて言っていましたが、見事に騙されちゃいました。まあ、かなり速いとは思ってましたけどねえ。
その後、かとてるさんと対面。頑張りましょう〜と声掛けしてもらいましたが、足の具合が悪いのか、かなり苦しそうでした。 こんな感じでタチトラの皆さんとはその後も対面の度にエールを交わしつつ山道を登り、下り、ようやく海岸線に出ました。
ほぼキロ6分ちょいペースかなと時計を見ると、!キロ7分⁉遅い!時計が壊れたかな?
どうやら違うようです。マイペースで来てましたがペース自体が遅過ぎでした。でもこれ以上、ペースが上げられません。ラン前半でここまで遅いローペースなのは初めてだったので、ある意味ロングの苦しさを実感した瞬間でした。それでも何とかこれ以上のペースダウンは抑えつつ、長い海岸線を進みます。海辺で遮るものも無く、強い夕日が照りつけます。
おまけに昨日の下見ではすぐそこに感じた堂崎天主堂の折り返し地点も中々みえず、進む気力が落ちていきます。すると、またもやあの方を発見。
前方に立ち止まりつつ、ゆっくり走っている謝さんでした。
これは追いつける、と再び気合いを入れ直してスピードアップ!徐々に謝さんとの間合いを詰め、ようやく追いつきました。「謝さん!」と声掛けし、あわよくばそのまま通り過ぎて追い抜こうとすると「一緒に走ろう!」といって謝さんもスピードアップ!…あっと言う間に抜き去っていきました。。その後も止まってはダッシュ、止まってはダッシュを繰り返して急速に見えなくなる謝さんを後ろで見ながら、諦めました。あのペースでは追い抜くのは厳しいかな、と。
でもこの僅かなバトル?のおかげで自分もペースを上げる感覚が戻って来たので、ここからは少しペースを上げて走りました。途中の海岸線沿いのエイド付近でイケメンさんと対面。手をあげてのエール交換。お互い苦しい時間ですね。ようやく折り返し地点に到着、再び今来た海岸線を逆戻り。
今度は折り返し地点に進む教授と対面。
「けんさーん」と元気に声掛けいただきました。こちらは前を走っているとはいえ辛い時間でしたが、教授はなぜか元気そう。長い海岸線を抜けた後は再び山道のアップダウン区間に。
途中のエイドでは暑さに負けないようしっかりドリンクを頂戴。でもペースは再びキロ7分超え。ドリンクの飲み過ぎで腹がタプタプ状態、でも水分は必要なので取り続けるという悪循環にハマっていきます。かなりお腹も緩くなってきたのでエイドでとうとうトイレに駆け込み。
何とか最悪状態は回避しました。再スタートした所で、またもや春口さんと対面。
「頑張りましょう!」と声掛けしてくれた春口さんはそのままエイドに飛び込み、氷水の入ったバケツの水を被っていました。確かに暑いですからね。
その後は再びタチトラメンバーのリースさん、かとてるさん、ワッキーさん、そして中谷さんとも対面しました。 リースさんは最初の対面時と違って、エール交換はできたものの熱中症の始まりか、かなり具合が悪そうな状態でした。大丈夫かな。
他の皆さんも既に二周回目でかなり疲れている感じです。
一方、愛ちゃんは元気そうだけど、時間的に大丈夫かな。こちらも心配です。
この対面タイムを終えると再び黙々と一人ラン。山道を下り、住宅を抜け一周回目の終わりが漸くみえてきました。港近くで再びイケメンさん、そしてすぐ後から謝さんと対面。謝さんがかなりイケメンさんに近づいていました。イケメンさん、頑張れ!!勿論、謝さんもです。
そしてようやく折り返し、ここから二周回目に入ります。
ここでは腕に夜光発光バンドを巻きつけられました。つまり二周回目は夜ラン決定って事です。
再び今来た街中を進み、住宅街を走って山道を登ります。ここで再びタチトラメンバーとの対面タイム。
最初に春口さん。あのリースさんを抜いて苦しそうでしたが、まだスピードはあります。やっぱり速かったなあ、と思いながら最後のエール交換。続けてリースさん。前の対面時の状態からさすがの復活!鬼気迫るハイペースで春口さんを追います。そんな中でも「まだ間に合う‼︎」と激励をもらいました。凄い。。
その後もかとてるさん、ワッキーさんから「頑張りましょう〜」「もう少し!」とそれぞれ声掛けいただき、おかげで再度気合いを入れ直す事が出来ました。
そして海岸線に出た頃から日が沈み、辺りは暗くなり始めます。
一周回目とほぼ同じぐらいの位置でおそらく最後の対面となるでしょう、イケメンさんと対面。無言でしたが互いに手を上げ、最後のエール交換でした。その後、謝さんともすれ違い、ようやく折り返しの堂崎天主堂。 折り返し後は日もすっかり暮れ、すれ違う選手も少なくなり、前の選手も殆ど見えない闇の中を走ります。進む先に見える照明を目指し、ただひたすら、走る、走る、走る。
足音の大きさで前の選手に近づいたり、また追いつくのを感じながらのランでした。
ただそんな闇の中、絶えず続いていた音があります。それは沿道の声援。
闇の中から「頑張れ〜」「頑張って下さ〜い」「もうちょっと〜!」がずっと聞こえて来ます。
お年寄りから小さな子供まで、既に夕飯時、お年寄りなら多分お休みの時間のはずなのに。
これは、暗闇の中を走る選手の孤独感を忘れさせてくれ、疲れている自分にゴールを目指す気力を与え続けてくれました。ようやく山道も終わる頃、愛ちゃんと対面。「愛ちゃん、頑張れ!」とはいえ、元気そうだったけど制限時間内にフィニッシュは難しいかも。
街中に入り残り数キロ。フィニッシュ手前の最後のエイドでがまんしていたコーラ2杯を注入。こんな美味いコーラは初めてでした。
ここから明るい照明と微かに歓声が聞こえるフィニッシュまで、自分ではありえないぐらいの猛ダッシュ。多分キロ4分ぐらいで走っていました(と思う。)
最後の公園入り口のコーナーを曲がり、いよいよフィニッシュのレッドカーペットへ。
カーペット沿いは応援の人でぎっしり。
「お疲れ様!」
「おめでとう!」
見も知らない自分に温かい声をかけてくれた皆さんとタッチしながら、ゆっくりとフィニッシュゲートに近づいていきます。
苦しさからの解放、完走できる達成感、終わってしまう寂しさ。
色んな感情が想い巡りながら、、ゆっくりとゴールテープを掴んでのフィニッシュでした。
「バラモンキーング!!」
こうして14時間余りの長い、私のレースは終わりました。
◆ 最後に
と言う事で、かなりダラダラと書いてしまいましたが、これで3泊4日の大会レポートは終わりです。
結果は、と言うと、なんとAタイプ、Bタイプ共にタチトラメンバー全員が完走しました!
皆さん、それぞれの目標があり、またそれぞれのドラマがあったと思いますがタチトラメンバー全員の完走は、チームとしての素晴らしい記録だと思います。おめでとうございます!
その後は皆さん勝利の美酒に酔いしれ、翌日の東京に戻るまで余韻を感じながら大いに盛り上がったことは言うまでもありません。
最後になりますが。
大会運営の方々、そして夜遅くまで沿道で声援を送ってくれた五島島民の皆さん、皆さんのお陰で諦める事なく、なんとかゴールまでたどり着く事ができました。有難うございました!
また宿泊したゲストハウスの皆さん、3泊4日と言う短い時間ではありましたが、とてもリラックスして、体調万全でレースに望むことができました。当日朝のおにぎり、とても助かりました。終わった当日も美味しい五島の夕食で祝っていただき、有難うございました。
また来年も戻ってきたいと思うので、その時はよろしくお願いします!
そして最後にタチトラメンバーの皆さん。
完走できた上、こんな楽しい初・九州旅行が満喫できたのは一重に、皆さんのお陰です。来年もまた、この苦楽!?を共有できると良いですね。
有難うございました!そして、来年もよろしくお願いします!
アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン
■ 開催日
2017年6月11日(日)
■ 開催地
愛知県知多市、常滑市、半田市
■ 競技内容
スイム1.9km・バイク 90.1km・ラン 21.1km の総距離約 113.1km (70.3マイル)
当日天気:曇り時々晴れ、気温:最高気温23度、水温:19度
参加者&報告者:中込(ゴメさん)&長谷川(はせちん)
第一章:はせちんの場合
前日編
昨年に続き2度目の挑戦です。昨年はバイクパート後半で膝を痛めてしまい、得意のはずのランがトボトボランとなるアクシデントで不本意は結果に終わってしましました。
今年はその雪辱に燃えて・・・なんて意気込むとまた撃沈なので、「怪我無く、楽しく、限界まで追い込まない・・・」をコンセプトに行くことにしました。
前日受付が必須な為土曜入りします。今回の同行者はNASのIさん(新島でタチトラの方々とご一緒)とYさんの二名です。競技説明会、受付、バイクスタート会場へ移動&預託と結構時間かかるので一回目10:00~の説明会目指し4:30に多摩市を出発です。途中一回休憩入れて9:00過ぎにはセントレア到着。受付会場ではタチトラメンバーで名古屋に単身赴任中”男気”ゴメさんとも無事合流。説明会場は空港の中なのですが、空港の中にはアイアンマンロゴが掲げられ雰囲気満載です。恒例のエキスポで今年の記念グッズ購入後説明会場入りです。コース説明では今年は昨年同様トリッキーなランコース設定されている事が分かり、バイク後半でいかに足を温存&できれば回復させることを改めて肝に銘じました。
当日編
[スイム編]
今年はゴメさんと同ウェーブ。でもスイム得意のゴメさんと違い苦手な自分は後方にそっと待機。。。MCの紹介で同じウェーブに85歳コナ完走者の稲田さんが居るとの事。すぐ後ろに居ることがわかり握手させて頂いた。偉大な先輩のとの握手で大分気持ちも落ち着きました。第9ウェーブの号砲とともに一斉スタート。スタートバトルに巻き込まれない様周りを見ながらソット泳ぎ始めました。昨年より透明度も良い感じで、さらに新調したウェットスーツのおかげで胸の締め付けから開放さ快適に泳ぎ始めることができました。でも無理は禁物、「ここは自分は頑張らないでよいゾ!」と言い聞かせながらストロークを重ねました。2W前の海練で課題が浮き彫りになった「まっすぐ泳げない・・・」は、ヘッドアップ回数を増やすことと、右呼吸時に見える中央ラインのブイとの距離感で調整することを意識しました。前日の説明会通り、潮の流れがキツくなかなかな前に進まない感じでしたが、橋をくぐったあたり(たぶん300m位)から泳ぎ始めの苦しさから開放されて、自分のペースで泳げる様な感じになってきました。気づくと何時もながらウェーブ後方組みの人口密度が低い孤独感たっぷりな感じになってきました。実は自分はこの感じが好きなんです。トライアスロンの中で一番非日常を感じる事ができる瞬間です。バトルもなく、耳にはいるのは自分を水を叩く音、泡の音、目に入るのは水面ぎりぎりから見える広い前方視界と呼吸時にチラッと見える空と太陽、自分の心と向き合うことができるゴールまでの静かでな時間です。(そんな事考えているから遅い、、と言われそうですが、、)そうは言っても、ゴールが見え出すと、続々とスイムアップする人たちも目に入り少し気持ちもせいできます。ラスト300mは若干ピッチもあげてスイム終了。タイムは昨年よりも3分遅れ。ん~、、ここまで遅いと大して焦らないナあ。。と負け惜しみ、、、
[バイク編]
T1はアイアンマン独特。前日あらかじめセットしたトランジションバッグを受け取り、テントの中で結構ゆったりと着替えて補給食も口にして、バイクラックまで200mほど走ります。
さあ、ここからが自分にとって一番難しいバイクパート。足をできるだけ温存しランにいかに繋ぐか?が今年最大の課題。対策として心拍計チェックしながらオーバーペースコントロールすることにしました。また、バイク中の補給は今年は粉飴を使ったスペシャルドリンクをつくり小まめに採ることとし、とにかく体力維持を図る事としました。
スタート直後の合流は緊張します。前半はフラットな産業道路の周回なので、ウェーブ前半の若者たちの早い流れに乗る必要あります。自分の癖でどうしても前半オーバーペースになりがちです。早い若者に付いていかずこまめに心拍チャック、ケイデンスチェックをして進みます。ところどころ路面が荒れている箇所あり昨年は2回ボトルを落としてしまいました。今年はしっかりしたケージに変更したのと、ボトルもケージにしっかりと食い込む形状のものに変更してきているので安心です。さらに、途中ヘアピンが何箇所もあり急加速する場面も多くそこで足をまた消耗する原因になります。ここでは無理に踏み込まずケイデンスに注意しながら序所に加速させて行きました。途中、自分と同じペースで走る若い女性と抜きつ抜かれつ20k位バトル(ドラフティングではなく抜いたあとはキチンとお互い先行させました。)となって良いペースが作れました。彼女とは何度も抜く際に並走するうち声を掛け合う感じとなって、お互いがんばろうとエール交換もでき気持ちよく走れました。前半60K強の高速コースを終えたところでゴメさんに何とか追いつきました。後で聞くと自分より15分ほどスイムアップ早かったそうです。なんか無意識に結構飛ばしていたみたいです。後半30K弱は丘陵コースです。ここの上りでも踏み込まない事(ケイデンス重視!)と下り坂は足を休ませることが作戦です。普段のタチトラ練習会の山に比べたらどうって事ない丘陵コースですが、前半で足をある程度消耗しているハズなので痛み等変な兆候ないか常に気にしながら進んでいきました。昨年は残り10Kで膝に痛みが出てまともに走れなくなってしまったのですが、今年はなんとか最後まで足は持ちました。また、新戦力のTTバイクはやっぱ良いようです。昨年に比べると全然足の疲れはなく、かつバイクアップは20分ほど早かったです。(なんか課題をお金で解決したようで、、後ろめたくもあり、、ちょっと複雑な心境)
[ラン編]
ある意味一番楽しみにしていたパートです。やりがいあります。山道の連続です。昨年は膝を痛めてかなり歩いてしまいました。今回はゆっくりでも最後まで走る事がまず目標。
今年は陸上競技場を周回してからのスタートです。
走り始めはやはり重い。足が前に出ない。一瞬またやっちまったか??と大いに不安になりました。最初のエイドで少しお腹に入れ、キロ6分~5分半までペース上げてみたけど、まだ駄目。。。キロ6~6分半に落としてしばらく様子見する事に。。さっきバイクパートで抜き去った見覚えのあるジャージ何人も抜き返されます。まあでもここは耐えないとと自分のペースを探りながらの序盤戦でした。7Kを過ぎたあたりからようやく体が軽くなり始めました、でも普段はまったく苦にならない10kがまだ10kも行ってないのかぁ・・・と弱気な気持ちも浮かび上がってきます。こんなことではロングなんて夢のまた夢だなぁ・・・、、丘陵地帯を抜け出し、急坂を足をかばいながら慎重に駆け下りた後、歩道橋を(そう、歩道橋もあります、、)渡るとようやくフラットな海岸沿いの堤防上ルートになります。走りは断然楽になりますが、残り7~8キロある中で、ゴールエリアが遥か彼方に見えてきて「まだあんなに走るのかぁ・・」と結構精神的につらい時間帯です。昨年はこのあたりで完全に心がバキバキ状態でした。今年もつらいことはつらいですが、まだ足は動いています。ペースを落とさない(もう十分遅いのですが、、)様とにかく一歩づづ進めることに意識を集中させます。フルマラソンだと30キロ以降のあの感じですね。ホントようやくゴールにたどり着いたと思うと、、実はセントレアはここから一がんばりが要求されます。歓喜に沸くゴール手前で一度折り返してさらに1k走ります。これはマジ精神的につらいのですが耐えるのみです。
で、、、、やりました!今年もなんとかゴールです。トータルでは昨年より30分程早くゴールする事ができ、結果的には良かったです。無理しないで抑える意識がミドルでは必要だということが身をもって学べました。
(トランジションタイムも次回なんとかしないと・・・)
タイム:6:17:08 S;51:08 B;2:48:57 R;2:18:50 T1/T2;18:11
第二章:ゴメさんの場合
10月に名古屋に住むことになった私は、トライアスロンができる環境をいかにつくるかを考えていた。今までは、当たり前のようにいた仲間・ショップ・練習会・練習コースなどがない場所。でも続けていく方法をネットなどしらべて少しずつ環境を整えていった。一つの期待は、中部地区のトライアスロン大会に参加することである。伊勢志摩・伊良湖など、調べると立トラからあまり参加していない大会もある。これに参加を目標としていくことが練習への励みとなる。
まずは、国内唯一のアイアンマンであるセントレアに登録。これは、今までもたくさんのメンバーが参加しているが、アイアンマンブランドであることもあり国際色豊かな一大イベント。
今年の初戦がミドルと心配ではあったが、迷わず参加登録をした。ここで立トラのメンバーにあえるのも大変楽しみであった。
名古屋から近いこともあり、自分として初めての輪行で参加。
立トラからは、長谷川さんが参加するとのことで合流させてもらうことにした。
ただ、いつもとは違う一筆書きのようなレースのコース。すべてのトランジションが別の場所らしい。どのようなシステムか?あまりに不安になり、立トラのセントレア経験者の長谷川さんに連絡をして教えてもらい不安を解消した。
当日、電車の進行方向後ろの座席をキープ。バイクが重いことに苦労しながらセントレアに向かう。長谷川さん情報から朝一でバイクをホテルにあずけて最初に説明会に参加した。これで午後に余裕ができた。空港で開催されることもあり外国の参加者はとても多い大会である。
バイクセッティングして前日にトランジションエリアへ。この大会は、事前情報がないと事前準備ができず少しハードルが高いと感じた。昼はカレーうどん、夕食では、長谷川さんの友人と名古屋のNASメンバーと合流してトライアスロン談義をした。
当日は、スタートが早く少し寒い。でもテンションがあがっていく。スイムは、前のウェーブをみながらベストポジション調べてスタートすることができた。先頭の人と離されていき周りの人がいなく不安になった。ヘッドアップを頻繁にしなから方向を確認してスイムをつづける。ここで足がつってしまった。泳ぎながら治すしかないが不安になった。40分と想定していたスイムアップは36分と期待以上のタイムで安心した。
次は苦手なバイク。空港近隣の平坦なスピードコースである。みんな快調に飛ばしていくがいつものごとくかなりに人に抜かれてしまう。初の普通ギアでケイデンスを注意しなから走っていく。長谷川さんに追いつかれないように飛ばすが対面ですれ違い見つかってしまう。スピードは速く逃げ切れない。とうとう4周回目であっという間にぶち抜かれた。長谷川さんは、さらに早い女性の選手を追っている。おニューのバイクは強い!
ここからは工場地帯からいきなり長閑な田舎の風景へ。上りがきついとの情報であったが、珠洲とくらべればかわいいものである。ただ、後半のアップダウンに足がけずられた。勝手に100kmと思い込んでいた為、90kmであっけなく終わった。もう少し飛ばしていればと悔やまれた。バイクは3時間11分であったが比較材料がなくペースはわからない。
次は、ランである。これは最初の方はアップダウンがきつくそのあと後半は、平坦なコース。
最初から、足がつりそうになりだましだまし走る。そのためにスピードはでない。対策が不十分な自分を悔やんだ。18キロ近くでもゴールがよくわからない。気持ちをつなぐのか必死になる。最後のランのコースでゴール前に少し折り返しがあるが声援のおかげで力がでてきた。最後だけはかっこよくゴールをしたいとダッシュをした。ラン2時間26分と不調であった。トータル6時間28分58秒でミドルとは言え 一応アイアンマンになれたのであった。
知り合い参加者6名がトラブルもなく全員完走した。私は満足いくタイムではなかったが、初戦のミドルとしてはまずまずと思う。
終了後、長谷川さんたちはそのまま帰路へ わたしは、初めての参加なのでパーティに参加することにした。
アワードパーティでは、いろいろな人の挨拶や入賞者の挨拶などがあり盛り上がっていた。
参加者も多く、ポランティアも混ざっていたように思う。1000人ぐらいはいたかもしれない。海外の方や遠距離の人は宿泊して帰るためか参加率が高そうだ。
ただ、1名で参加の私には、周りの盛り上がりがやけに眩しく感じた。そして早めに退散することとした。来年は、乾杯をするメンバーを募りたいと思っていた。
ゆっくりやすみ翌日は輪行。憧れのアイアンマンのTシャツやグッズを手に帰路についたのであった。こんな大会は、今までに参加したことがないお祭りのような華やかな大会であった。この気分を味わうため来年も参加するつもりである。
ただ、最後の失敗は輪行で肩の日焼けは最悪だということだった。
タイム:6:28:58 S;36:32 B;3:11:28 R;2:26:39 T1/T2;14:17
以上
第28回メンズ、第30回レディース
国営昭和記念公園トライアスロン大会レポート
報告:下川養雄
(今年の1月からタチトラに参加しています)
2017年7月2日 日曜日
スタート時間
12:00~ レディス (石垣里紗)
12:10~ メンズ第一
12:20~ メンズ第二
12:30~ メンズ第三
12:40~ メンズ第四 (下川養雄)
制限時間:2時間30分
Ø 結果
レディス
石垣理沙 :総合2位 1:15:57
メンズ
下川養雄 :総合83位 エイジ6位 1:18:21
Ø 自己紹介
まだ皆さんの顔と名前を覚えられないでいますが、とりあえず簡単な自己紹介をします。
1956年生60歳 九州出身 日野市在住 趣味:ダイビング 定年後自分の時間(練習)が持てるようになったのでトライアスロンを始めました
2月には、立川ハーフマラソンに出場しました
Ø レース
タチトラに入ってからは初のトライアスロンが、スプリントのこの大会で、タチトラからは男性が私、女性が石垣里紗ちゃんで各一人づつでした。
土曜日の夜は雨がしとしとと降り、予報通り当日は雨が降るのかな?と思っていたのですが、朝は雨もやみ、会場に着くころ(10時過ぎ)には太陽も見え隠れしていました。
公園の前の受付の周りには、タチトラのボラの皆さんがいたので、一気にテンションが上がり、楽しくプールまで行くと、板(板垣)さんがいて、話をしているうちに、戦闘気分がなくなって、11時の説明会からのレディスのスタートの頃は、里紗ちゃんの応援に集中してしまって自分の出場が他人事のような気がしていました。
さてスイムは750mプール2周半で、その里紗ちゃんはスタートから早くも3番を泳いでいて応援しながらプール半周のところに先回りしていると、3人過ぎてもなかなか来ない!心配していると、少し失速したようで、重そうに泳いでいた。2週目になると、板さん曰く「もう大丈夫だよ調子は戻ってる」ということだった。板さんは里紗ちゃん応援に行ってしまい、プールを駆けずり回っている内にそろそろ時間になり、焦りもなく、なんとなくスタート!あまりにも緊張がなかったせいか、心拍数が上がっていないようで、1周目は団子状態から抜け出せず前の人の足をずーとたたきながら“ドラフティングダメなんじゃねーか?”とか考えてると疲れてきたので、“攻めるのやーめた!”と流されてるとやっと2週目にばらけてきたので、少し頑張っていたらもう着いてしまい、ずいぶん抜かされたので、“もう楽しもう”と割り切るとなんとなく気が楽になった。
バイクは5km4週の20km、バイクでもむりせず快調に飛ばし、200番代以下の選手からは快調に?抜かされ3周目を過ぎたころに36km/hの横を40km/hぐらいで300番代の人に立て続けに抜かれて、やっとスイッチが入って最後に42km/hで8人ぐらい抜いてバイクをフィニッシュ。後から板さんに「最後はランのために流しとくもんだよ!」と言われちょっと反省。
ランは3周5km、バイクの頑張りがちょっと響いてて、攣るのが怖くて、らくーに走っていると、ゴールした里紗ちゃんや板さん、ゴールのところから叫んでる親方、バイクでマーシャルのウエアを着てニタニタして並走する岡本さんなどいろんなところからタチトラの人たちが応援してくれてるのに気付き“見られてるー”という快感と焦りと意欲が少しわいてきて、またまた最後の3周目で4人以上抜いてフィニッシュ!最高に楽しいゴールでした。エイジ枠の1位との差は3分だったので、次回からはもっと追い込まなければいけないなと思いました。
Ø 打ち上げ
夕方からマーシャル、ボランティア、出場者の打ち上げで庄やに、浅見、名雪、岡本、板垣、石垣、鑑田、稲守、三浦、谷(三浦氏の友人)、下川の10人が集まり、出場者2人は競技について、親方の友人は初ボラについて、稲守さんは初マーシャルについての感想を述べながら、楽しい時間を過ごしました。
7月2日 日曜日
報告 飛脚@池田(^ ^)☆
第1回日光100kmウルトラマラソンに参加致しました。
4時30分にスタート。
そしていよいよいろは坂。
鬼怒川温泉街をはい抜け、
残り約20kmにして、
日頃の自分を恨む。
報徳仕法農家住宅、
結果:13時間11分21秒(制限時間14時間)
男子569位 総合646位
完走率70.8%でした。
5月27日土曜日 報告 石兄こと石原直樹
皆さん、こんにちは。
最近練習会にほとんど参加できておらず、最近入会されたメンバーの方とは面識がないのでまずは少々自己紹介を。
トラデビューは1996年7月の昭和記念公園で歴は通算21年目。
あいだ40代前半は膝の故障もあってお休みしていましたが、2009年に復帰。
タチトラの若手(?)では最も長くトライアスロンをやってます。
初オープンウォーターの大会が翌97年の新島でしたが2000年を最後に出ていませんでしたので今回実に17年ぶりの大会出場でした。
17年前と全く変わらない、金曜夜の竹芝桟橋集合風景。
あっちこっちに顔なじみのトライアスリートが終結、テンションが上がります!
実は仕事がドタバタで思うように練習ができず、体調も風邪気味なのかイマイチでモチベーションも低下していたのですが、
一気にやる気モードにさせてくれます!
長年やっているとトラ仲間がどんどん増えて同窓会のよう。。。これもトライアスロンの楽しみの大きな要素だったりします。
ちなみにこのころ、タチトラメンバーの多数は集合前から最寄り浜松町駅界隈の居酒屋で決起集会(?)を開催していたのですが、
体調イマイチ、意外に堅実な?私はパスしちゃいました!(笑)
その後決起集会終了のほろ酔いチームメイトと合流し、いよいよ大型客船に乗船開始。
…とその時、私の隣にいたエロセンこと今里せんせーがすぐ前方のトライアスリートを指差し
「あっ!!なんでお前がここにいるんだよ!!」と叫びだしビックリ!!(笑)
どうやら学生時代当時から因縁のある?友人で、トライアスロンをやっていることはお互いに全く知らなかったらしい。
勢いその友人に「お前なんかに絶対負けね~!!」と宣戦布告したところまでは良かったが…
(次回につづく??笑)
東京のトライアスリートが大勢集まる新島ならではのハプニングです。
いよいよ竹芝桟橋出航!!みんなで甲板へ上がりしばし海からの東京夜景見物。
とても美しい夜景も楽しみの一つです。
その後は客室に戻り宴会!!と飲むわ騒ぐはの大騒ぎ。
私はテキトーなところで逃げ寝ました(笑)
どこまで飲むかは自己責任ですからね~。
翌朝8時過ぎ新島港到着。
下船後、迎えに来てくださっている民宿のクルマでいったん宿へ。
少し風は強いものの晴天。カラッとしているので特別暑い感じでもなく絶好のコンディション。 準備を整え、いよいよ午後スタートです!!
SWIM 1.5㎞ 750m2周回
4つのウエーブに分かれた3番目からスタート。
最も苦手なスイムだが、ベテランの図太さで?前から3列目あたりからスタート。
大したバトルもなく平和に第一ブイをターンし沖に向かった瞬間、結構大きなうねりが…
そういえば昔出ていたころも第二ブイから第三ブイはちょうど港に船が入るために防波堤が大きく開いている方向へ泳ぐため大海からうねりが入ってくることを思い出し、見えにくいブイではなく防波堤の切れ目を目印になるべく最短で泳ぐのがベストだと第二ブイを目指す。
そんなこんなで1周めはイイ感じで終了。
2周目に入るとなんだか失速気味で後ろのウエーブスタートの女子選手にバシバシ抜かれる羽目に…。何度かひっかかれつつ(笑)最低目標の30分ちょいでスイムアップ。
30分39秒(303位)
BIKE 40km 3周回+α
トランジションに入るとエロセンこと今里せんせーに遭遇。先にスイムアップしていたので当然先にバイクスタートするエロセンに「え~先行っちゃうの~」とか言ってプレッシャーを与えつつ、まだおニューのタチトラウエットスーツをきっちりとトラバックにしまってから冷静にスタート。
得意のバイクでテンション上げつつ、久しぶりの新島の風景、空気を満喫!!
最初のターゲットはエロセンだ~!!とややオーバーペース気味に入る。
途中さっちゃんが写真を撮ってくれていてさらにボルテージアップ!!
ついにエロセンゲット!!でさらに勢いづき、イケイケどんどんでいったが、やっぱり練習は噓をつかない…練習不足で最後までペースを維持できずラストラップ失速…
昔はなかった一番奥の海岸線沿いの風景が素晴らしい向かい風区間を景色を楽しみながら、トランジションへ。
10分は切れると思ったのになあ~の1時間11分23秒(66位)
RUN 10㎞ 5㎞2周回
さあ~いよいよ名物の激坂があるランコースへ!! とにかく往路は登りを我慢、折り返してからは下りを軽快に駆け下った記憶があるので、最低限の目標としては往路で“歩かない”こと。
昔と変わらぬトランジション早々の激坂だが、路面舗装がきれいになっていてけっつまずく事はなくなったおかげか思っていたよりはいささか楽な感じだが、その後もこんなに上っていたとはあまり記憶になかった。
それにしても全体の道路がずいぶんときれいになりより魅力的になったなあ~と感じる。
ようやくグランドをぐる~と回って折り返し、よし下りで稼ぐぞ~!!と意気込んだものの、バイクで脚を使い過ぎたかピッチを上げられず思ったほどのペースアップが出来ず、1周目で2時間半切りを諦め、2週間後の五島長崎バラモンキングの実戦練習に切り替える。
2周目もさほどペースが落ちなかったのは収穫だったかな。
チームメイトや顔見知りといっぱいすれ違いでエール交換しつつ苦しいながらも楽しいランでした!!
こんなもんかな、の…51分03秒(158位)
トータル2時間33分5秒(総合121位)
この夜は焼肉パーティーで大いに盛り上がり、
翌日午前中はバイクでヒルクライム!!
こんなに短期間で盛沢山なのは新島だけかも。
久しぶりの新島はさらに魅力アップの楽しく素敵な大会でした。
来年も絶対行きます!!
一緒に行きましょう!!
皆さんにも末永くトライアスロンを生涯スポーツとして楽しんでほしいなあ
と思います。
楽し苦頑張りましょう!! 以上
佐渡トキマラソン2017
4月23日
参加&レポート 石原 “石あに”直樹
報告ががたいへん遅くなりましたが、今年初めて佐渡島で開催のマラソン大会に参加して来ましたのでレポートさせていただきます。
佐渡島といえば、我々には9月始めのロング&ミドルディスタンスのトライアスロンがポピュラーですが、トライアスロンを含め4つあるエンデュランス系イベントの今年最初を飾るのがこのマラソン大会で、なんと同一の日にハーフとフル、10km 5km 全てを開催してしまうとんでもない大会なのです‼️
私は6月の五島長崎トライアスロンミドルの練習を兼ねてバイク輪行でハーフマラソンの部に初参加して来ました。
前日土曜日朝、自宅を出発し新幹線で新潟へ。
新潟で地元在住のトラアスリートTさんと合流しフェリーで久しぶりの再会を祝してお決まりの?酒盛りをしつつ佐渡両津港へ15時頃到着。
マラソンのメイン会場はここ両津港周辺のおんでこドームなのでそのまま前日受付を済ませて、前夜祭に突入‼️ 佐渡在住のMさんなどとも合流し、コースのレクチャーを受けつつ鬼太鼓座のド迫力ナマ太皷に魂が揺さぶられました‼️
同じ佐渡でも毎年のように来ているトライアスロン時のメイン会場佐和田地区とはずいぶんと雰囲気が違い、まったく別の佐渡が楽しめます。
いよいよレース当日。真っ青な空、晴天。
風もそれほど強くなく絶好のコンディション‼️
私以外はみんなフルで10時にスタート。
私は見送った後、さらに日向ぼっこして11時にようやくスタート❗️笑
美しい加茂湖沿いを内陸方面へ進み、いくつかのアップダウンを超えて、ちょっと前まで…2周回になる以前の…トライアスロンのAタイプラン折り返し地点が現れた。なんだか懐かしい。
そこからもう少し行ったところで折り返し。
帰路の加茂湖沿いは向こうに佐渡金山がそびえ立ち往路以上に美しい❗️
残念ながらトキは見れなかったが素晴らしいロケーションで気持ち良くゴール出来ました❗️
ちなみにフルのコースは同じコースをもっと先まで行き、現在のトライアスロンランコースと重複する部分も多いとのこと。
トライアスロン抽選で落ちちゃった人は雰囲気だけでも味わいに参加してみてもイイかも⁉️
私も今年は落選‼️苦笑
翌日は佐渡金山ヒルクライム❗️
かんぜんな激坂系です…キッツイ❗️
佐渡を満喫した後、帰路も酒盛りで締めました‼️
結果 1時間44分50秒 総合86位 年代別17位
2017.06.11 東京都トライアスロン選手権@渡良瀬
◆報告、石垣
◆記録
total:2.21.41(19/24)
swim:0.26.40(20/24)
bike:1.07.23(14/24)
run:0.47.38(17/24)
◆タイムスケジュール
6:15~6:45 選手受付
6:45~7:00 入水チェック、ウォームアップ
7:00~7:15 コール
7:20~ 男子スタート
7:22~ 女子スタート
初めてのエリートレース。準備の仕方が全く分からず、手こずりswimウォームアップが5分。ヤバイと焦り呼吸が辛くなる。このままやっても良いことない!潔く終了。
待ってる間、応援にかけつけてくれた仲間に会えて緊張が緩む。
キャップを被り直そうとしたらキャップが裂けるというアクシデント(>_<)急いで交換してもらい、スタートまで数分!
焦ると思いきや、裂けた衝撃が大きすぎてなぜか笑いが(^^;;かなりリラックス。図太い精神万歳!笑
初めてのコール。なんだか照れくさい。
里紗ー!という声援が凄く嬉しく心強かった。
◆swim(750m×2周回)◆
本来なら陸からのスタート。地面が滑る(ぬめる)ため、スタート位置が前へずれた。
位置取りは事前に下調べしていたマークしてる選手のそばを。スタートと同時に駆け出す。
覚悟していたよりはバトルは少なかったが、やたらとしつこい人がいてちょっとうーんとなりつつも乱されず、落ち着いて対処。
ヘッドアップしなくて済むようにマークしている選手の横へ。ピッチがほぼ一緒。辛い場面でも自然とピッチがあがり、いいペースで泳げた。周りにもまだまだ選手がいたのでbikeは集団いけるかも、ここで落ちちゃいかんとスイッチon!
ウェットスーツを着ていない為タイムに自信がなかったが、思ったよりも好調な滑り出し。そしてbikeが一人旅になる心配はなくなり、超絶やる気UP!トランジットまで離されないよう足を回す。メット、サングラス、bike下ろしてGo!!
◆bike(小回り2周、大回り4周)◆
先頭とのタイム差5分。先頭に抜かれたら終わり。6人の集団で形成、焦りながらもスピードは34km/h。2周目から38、40km/hと徐々にペースUP。
初のドラフティングレースは交代の仕方が分からず、教えてもらいながらの走行。感謝。
凄く親切で気持ちのいい選手だなと感心。私もこんな選手でありたいと心から思った。
前のパックを回収し、bikeが終わる頃には10人近くのパックに!引き、引かれであっという間の40km。まだ走っていたいと思う程とても楽しいレースになった。
◆run(5km×2)◆
ラックにbikeをかける。ランシュー履くのに手こずる。焦れば焦るほど上手く履けない。割り切って中敷がめくれ上がってる状態でスタート。周りから遅れをとる。
手元の時計を確認、予定よりも時間に余裕があった。でも気は抜けない状況。ここまできて2時間30切れなかったら記録なしじゃん、そんなのやだ!キロ5で走ればいける!ここは無理せずに!普段入りが早すぎて横っ腹が痛くなりペースダウンするので前に追いつきたい気持ちを抑えマイペースに。それでも軽く痛みだし、呼吸を意識して復活。
1人抜く。あと1人が射程圏内。
でもペースが同じくらい、なかなか差が縮まらない。淡々と距離を踏む。
一ヶ所坂を登る所が。心の中で聞いてないよーと叫ぶ!笑
そこで前にいた学生をとらえる。5kmの折り返しで抜き返され2周目の坂でまた近づくも離される。やはり学生は強いなー、練習足りんな!と。
runラップは
4.17
4.37
4.51
4.34
4.47
4.50
4.52
5.07
4.46
4.52
4.50まで落ちた時は焦りとどうしても立て直せないもどかしさで心折れそうになったけど前だけを見て。姿勢、リズム、顎を引くことを意識。ラップキロ5分切りという目標は叶わず。
手元の時計を確認、これなら間に合う!キツイ中2キロ手前でスイッチを切り替える。絶対完走!その想いだけを強く。
ゴール手前、時計が目に入る。やった、制限時間内!その瞬間目頭がちょっと熱くなる。初めての体験。大嫌いなrunも楽しめた!
マーシャル、ボラの方々、本当にありがとうございました!
応援も凄く心強かったです!
選手権に出て思ったこと。
周りに勧められ完走できなくても挑戦してみようと思いエントリー。完走のために練習三昧。目標達成の喜び。可能性の広がり、限界がまだまだ先にあること。練習したらその分結果がついてくる。
もっと力をつけてまたいつか挑戦したいと思う。今度は順位UPを狙いたいと思います。
そして、ドラフティングとはいえ、初めて2時間30分切れたこと。
runも初めて50分切り!
今年のはなももより1分速いフィニッシュ!
これからも練習積んでコンスタントに2.30切り、50分切りをしていきたい。
◆2017.04.16 (日) 第3回八重山郡トライアスロン 石垣島
*参加者:名雪、石垣(レポート)
*記 録
名雪
total:4.12.58 688/722位
swim:0.39.09 598位
bike:2.48.56 696位
run:1.24.02 648位
男子:569/591位
70歳以上:17/22位
石垣
total:2.39.45 77/722位
swim:0.24.34 55位
bike:1.22.20 78位
run:0.52.51 125位
女子:7/131位
29歳以下:2/9位
*石垣島到着
前日の土曜日お昼頃。
金曜入りする方もいるが私は終わった後満喫したいので土曜日に。
着いてから車をレンタルし、車でbikeコースを試走。
標高グラフを見ていたので覚悟をしていたが結構なアップダウン。
かえって不安な気持ちになったが、「
「ここで切り替えなきゃこれは辛いな」
その後選手受付、
美味しいお肉を頂き決戦に臨む。
*レース当日
・swim 750×2
初めてのW1でスタート。
申告タイムとエイジのバランスで順番決めのよう。
スタートが鳴り駆け出すも、
・bike
トランジットに到着するもバイクがいくつかない!やばい!
もちろん去年エイジ1位の子のバイクもなく、2,
潰れてもいい覚悟で追いかけると決めていたので最初から激走。
ターゲットを射程圏内に捉える。
何度か足がつりそうになっていたが逃すものか、
25km付近で捉える。20kmまでに捉えるはずが予定が狂う。
ひたすら突き放すことだけを考え走る。
しかし、ラストの直線での向かい風に勝てずペースダウン。
・run
ランに入るときにトランジットに目をやるとその子が戻ってきた。
ヤバイ、思ったより引き離せなかった。
平常心を失いrunの入りのペースが乱れる。
それでも好調に足が進む、大丈夫かもと思った矢先、
6km付近で抜かれる。
両足つりながらも何とかペースアップ。
1分45秒差で二位。
3種目とも絶好調なだけに悔しさが残るレースだった。
レース後はその子といろいろな会話をし、
来年は1位の座を奪還!笑
そして、2008年 北京オリンピック選手の庭田 清美さんと写真撮影。特別ゲストで出場!
あとガレッジセールもリレーで出場!
*レース後
思いつきで竹富島行きの船に飛び乗る。
ママチャリを借りて観光。
海を眺めながらマッタリしたり、写真を撮ったり、
時間を忘れ満喫。忘れすぎて最終船に慌てて飛び乗る始末(^^;
石垣島に戻ってからは泡盛で打ち上げ!
月曜帰りなので終電を気にせずハシゴをし、楽しい時間を満喫。
石垣島、良いところです!
今回は大会側のツアーで組んだので月曜も朝一の飛行機で観光があ
来年は自分で飛行機取ろうと思う。
ホテルも駐車場をなくした?
行く方は駐車場有無をご確認下さい!
2017.04.23
全日本トライアスロン宮古島大会
参加者:リース小林さん、仲谷愛ちゃん、
浅香(報告)
「ロングの大会にでますか?」
「まさか無理でしょう !」 と、
5年前にバイクを購入する時は ロングなんて考えられませんでしたが、タチトラのロング大会のレースレポートを読んでいるうちに、
『私もいつかは宮古島』と強く思うようになりました。
年齢制限も65歳 です。やれる時にやった方がいいよと笹原さんの言葉はいつも頭の片隅にありました。
昨年は落選し 今年は神様が許してくださり
やれる時にやる時がとうとうきました。
大会参加を後悔させるような真冬の寒~いバイク練習、風が強い時は絶対に乗らないのに走っちゃいました。
スイムも強化したいのでケンズに行き 暗い中での早朝スイム。
ハーフやフルマラソンやトレランをこの日がくる事を信じて11月から3月まで月1回いれました。
◆20日(木)に現地に入り
受け付けを済ませてから レンタカーで 島を一周。白い砂浜からグラデーションを織りなす輝く海と真っ青な空「ここは日本なの?」と思わせるほどのリゾート感満載です。島にはいると砂糖きび畑が広がるのどかな風景。大会で来ているのを忘れるほど 観光気分になります。
◆金曜日の朝、海で試泳
綺麗な海だからこそ遠くのブイまで気持ち良く泳げました。
午後から レンタカーに積んであるバイクで ポイントである橋を試走する。
宮古島の街はトライアスロンで一色です。ランニングしていると小学生が声援を送ってくれます。
ここ伊良部島、池間島でも小学生が遠くから大きな声で声援してくれる。とても嬉しい。本当に島あげての大イベントなのですね。ここでも元気をもらい橋を折り返す。 風はそんなに強くなく当日もこんな天気でありますように祈るばかりです。
夕方 は エイドパーティに参加、リース小林さんご夫婦と愛ちゃんと合流。奥様が運転なのでリース小林さんはガッツリと酒分補給をしていたようです。私は運転のためオリオンビールは大会後までお預けかな。
今大会から 受付、開会式から表彰式まで全て宮古島空港から徒歩で10分の「JTAドーム宮古島」で行なう事になりました。金曜日に現地入りや今回飛行機が遅く到着するなどがありましたが 空港から近いと とても便利です。
◆前日
土曜日は何もしないと決めてたので、 午後からバイクの預託をする。
ボトル2本は用意してたのですが、ヘルメットチェックを忘れていました。 車で20分かかるホテルに取りに行く事になりましたが 余裕をもって来たので時間は大丈夫でした。バイクに100均の自転車カバーをかける。今夜は雨と風があるらしいので しっかりとガムテープでとめます。トラジットはカバーを掛けたバイクでいっぱいです。
ホテルに戻ってから補給食や3個の袋を仕分けのチェックをして 早めに就寝。
◆当日の朝
3時起床 スイムのエネルギー源となる朝ご飯をしっかり食べる。
3個の袋とエアポンプを両手いっぱいに抱え、昨日の強風と雨が心配の中送迎バスを待っていると 毎年参加されてる方が 「このくらいの風なら泳げる!」と力強い言葉に 心でガッツポーズ まずはひと安心です。到着すると 先程の人が混むから先にナンバリングした方がいいとアドバイスしてくれました。暗闇の中、独特の雰囲気で 準備をしている人達で一杯です。持って来たバイク用の電灯で照らし 空気を入れたり、 補給食やボトルに水分を入れセットする。
周りの人はほぼ男性で男女別ではないのですね。両隣の人がヘルメットと靴をバイクの横にセットしているので、邪魔にならないように私も置く事にする…ところが
東急ホテルリゾーツの中庭のラックに着替え袋を掛けると何故か周りの人の袋はふくらんでいる ?
不思議に思い聞いてみるとヘルメットと靴も着替え袋に入れた方が、更衣室でフル装備して靴をはいたままバイクの所まで行ってすぐにスタート出来るとの事。
それから トランジットを行ったり来たり ドタバタしましたが スイムアップには間に合いました。
◆スイム
コース取りは、1時間以上完泳の所に並び 1600人が一斉にスタート。
目標のブイが見えないので人の流れに沿って後からゆっくり泳ぐ事にした。 海は指の先までみえ 体を小さくして海底で安全を見守るダイバーさんの姿もはっきり見える程 透明で綺麗です。こんな素晴らしい海で泳げるなんて幸せですね。 しばらく混雑が続き 泳いではぶつかり合いの連続で 我慢 我慢です。 気分転換に魚や 砂山をみていると すぐに潮に流されてしまい いつの間に内側のコースロープに行ってバトルに巻き込まれたりと、なんとか一つ目のブイを周ります。 先程ではないにしろまだ混雑してます。 バトルを避ける為か平泳ぎする人が多い。 先に行くか 先に行かせるようにして 一蹴りを避けるようにした。最初のブイまでも長かったが 2つ目のブイも長かった~。
リゾーツホテルが見えてきたら元気がでて 早く泳ぐも中々辿りつけず ここが潮の流れが一番強いようだ。 何人にもぬかれているので蛇行して泳いでいるのだろう。浅くなっても最後まで泳ぎきるようにしてゴールした。時計を見ると1:17
シャワーでは海水をしっかり落とす。後に塩で擦れて痛くなると競技説明会でも言っていた。
大きく膨らんだ着替え袋を持ち更衣室へ。 やはりフル装備した方がスタートがスムーズでした。
◆バイク
バイクは、30kmを1:10を目安に6時間30分を目標にした。スイムで30分貯金ができたので14:30頃まではなんとかバイクゴールしてランに余裕をもって走りたい。最初の伊良部大橋前までは風が強くスピードがでないので無理しないで軽く回す。 橋は思ったより風の影響が感なく それに試走したので勾配の恐さはなかった。下りも休まずに回転し続けた方がいいと石原さんが言ってた。
無理しないで頑張れ時に頑張るをモットーに乗り続ける事にした。そして最初からスピードの出し過ぎはよくないと松岡さん、バイク後のフルマラソンがある事を頭の片隅に入れてサイクリングのつもりでとリース小林さんが言っていた。
池間島過ぎて60km
2:20以内で来ていた。次の東平安名崎目指しアップダウンもあまりなく風も気にならない。
エイドでは中学生たちが何が欲しいか聞いてくれ 水と言うと「水」「水」と連呼して水のボトルを持っている人が前にでて 渡してくれる素晴らしい連携プレイです。私達の為に一生懸命やっている姿をみると奮起します。
岬を一周し 道は海岸線のアップダウンがきつくなり 登りはヒィヒィ下りは爽快の繰り返しで120kmところでも目標時間内だったので130kmの関門は大丈夫そうだ。
2周目の30~40kmは又かなりの向かい風でスピードがでない。なんとかゴールに辿りついた。目標の6時間30分以内で14:40頃にゴールできたので なんとかランにつなげた。
◆ラン
靴下を履き替え 右指の痛みからの解放感からか 走りだしは快調でした。
行きは上りが多い坂も一歩一歩刻むように走りました。
沿道の応援が身近に感じ ワイドーと熱い声援やダンス、歌、何度も力をもらいます。
声援にありがとうと答えると何故か元気がでるので なるべく答えるようにしている。
折り返しまで何キロと表示をみても まだなの~まだなの~と21キロが本当に遠く長く感じました。
リース小林さんが 大変だった事も見せずに 元気にハイタッチ! 速いです。
折り返してからは 疲れがでてきてスピードが落ちていく。復路は下りになるが やはり上り坂もある。無理はしないで上りは歩き始め下りは走る事に。
エイドでは冷たいドリンクばかり取っていたので 後半は暖かいお茶がとても美味しい。
残り5キロあたりで薄暗くなり気力も遠のいてとうとう歩き始めてしまった。すると愛ちゃんが後ろから「一緒に走ろう」と立ち止まってくれた。嬉しかったが 力強く走ってる愛ちゃんとはとても並走できないので せめて後ろから付いていく事にした。こんなに走れるなんて嘘みたいです。ありがとう愛ちゃん!なんとか引っ張ってもらい辺りは すっかり暗くなり どこを走っているのかわからない コースは間違ってないんだろうか?と思うほど。
やっと競技場手前の道路沿いの提灯の明かりがみえてきてホッとした。
あともう少しです。
ゴールでは完走の約束をしたが 「無理しちゃだめだよ、身体が大事だからね」と涙ぐんで言ってくれる友だちが待っている。さあ一緒に笑顔でゴールです。
終わってしまいましたが ここまでくるまで
本当に大変だったけど
来てよかったです。
自分ひとりの力では決して完走はできませんでした。全てに感謝します。
完走後のオリオンビールも最高でしたが
帰宅後に息子が完走ケーキを買って祝ってくれた事が一番のご褒美かな。
ありがとうございました。
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小林勇二 10:34:24
(総合173位 エイジ30位)
S1:07:41
B4:57:18
R4:29:25
仲谷 愛 13:07:24
(総合1033位 エイジ20位)
S1:10:03
B6:38:06
R5:19:15
浅香則子 13:08:21
(総合1039位 エイジ8位入賞)
S1:17:49
B6:24:50
R5:25:42
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◎はなももマラソンレポート☆
開催日:2017年3月12日
参加者:11名(名雪、大内、岡安、石原、長谷川、岡本夫妻、鑑田、山崎、石垣、小穴)
小穴さんレポート☆
『100mも走り続けられない・・・』
両ふくらはぎに今まで感じたことのない痺れるような強い違和感を覚え、足が止まったのは昨年の暮れ。はなももマラソンに向けた練習中のことでした。
はなももは初のフルマラソン完走以来毎年出場している大会で、ベストタイムは2年めの3時間32分。その翌年は36分。4年めの今回こそ3時間半切り!の目標を掲げ、11月から練習を始めていました。
これまではトライアスロンシーズンが終わるとバイクにはほとんど乗らずランのみの練習に切り替えていたのですが、今回は週末にバイクにもけっこう乗っており、ランも月間走行距離が100kmくらいとはいえスピード練習中心で、しわじわと脚に負担をかけていたように思います。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ、案の定オーバーワークによる筋疲労とのこと。接骨院では姿勢の悪さと股関節の硬さを指摘され、ふくらはぎに負担をかける原因になっているとも。
「肉離れ寸前(少し切れてる)!とにかく運動中止!」ということで、年末年始は大人しく過ごし、痛みが引いてきた1月下旬頃からスイムやバイクを少しずつ再開しました。日頃動くことが習慣になっているためかどうしてもやりすぎてしまい、接骨院の先生に「そんなんじゃ治らない!!」と怒られながらも通院を続け、2月後半に入ってやっとキロ6分ペース以下でのランニング許可が。恐る恐る走ってみたところ・・・ふくらはぎ痛くない!嬉しい!!!普通に走ることができる喜びを実感しました。20km続けて走ってみましたが何ともありません。
はなももマラソン、一度は出場を断念したのですが、これなら何とかなりそう。ベストタイムを狙えないのは残念だけど、いざとなったら棄権も視野に入れてゆっくりいこう。キロ6分ペースだとトータルで4時間13分くらいだな。「まだ治ったというわけではないから、 無理するとまた壊しますからね。」という先生の言葉を胸に刻みます。
そんなこんなで迎えた大会当日。毎年引っ張ってもらっている石兄と同じブロックに並びます。今年はバトルは無理だけど同じスタートラインに立つことができてよかった。天気がよくて、日差しは強いけれど水分補給に注意すれば気持ちよく走ることができそうな気候です。
スタートして5km、ゆっくり走っているつもりが時計を見るとキロ5分30〜40秒ペース。故障明けなんだからもっと抑えなきゃ、という気持ちともっと走りたいという気持ちがせめぎ合います。すると前方に同じくらいのペースで走るタチトラジャージが。岡安さんです。なんだか元気が出てきてしまい、結局ペースを落とさず走り続けました。
背中の「You can do it !」に導かれているうちに35km地点通過。ここからが一番辛い区間で、毎年脚がつったりいろいろ起こるのですが、いつもより抑えたペースできたためか何ともありません。すると沿道から「がんばれば4時間切れるよー!」という声援が。急に欲が出てきてしまい、キロ5分ペースでダッシュ!あぁ、後半上げられるなんて気持ちいい・・・故障明けのことなんて忘れ、制御不能でそのままフィニッシュ。記録は3時間55分でした。やったー!けど、やっちまった・・・。記録証を受け取って、ふくらはぎをなだめるように時間をたっぷりかけてストレッチ。ごめんね、ごめんね、無理させて。。
タチトラのみなさんも続々と帰ってきます。岡本さん夫妻の手つなぎフィニッシュがすてきでした。全員無事完走し、地元民ななちゃんが予約してくれたいつもの店で打ち上げに突入です。今回は応援で参戦のスイマーななちゃんも、東京マラソンを走って以来マラソンに目覚めたご様子。来年は一緒に走りましょう!
去年の自分より成長したい、練習して成果を出したい。高いモチベーションも大切ですが、気持ちばかり先走って故障をしてしまっては努力も水の泡です。トレーニング量に見合った、休養、栄養補給、ストレッチなどの十分なケアと、疲労が残っていないかなどのセルフチェックを日々心がけたいと思います。今の自分のベストパフォーマンスを発揮できるよう体とつきあっていく。トライアスロンやマラソンを長く楽しく続けていくために、今回の故障を経験して大切なことを学んだように思います。
◆2017.01.29 勝田マラソン大会☆
参加者 32名
レポート:反町さん☆
【自己紹介☆】
半年前の10月から立トラに入会いたしました返町と申します^^ 今回皆さまとご一緒させていただいた勝田マラソンについてのレポートを書かせていただきます!レポートの前にせっかくなので簡単に自己紹介させていただきます。
青梅生まれの青梅育ちの26歳、昨年度から立川で一人暮らしを始めたのをきっかけに立トラに入会させていただきました。
スポーツ歴は、小学校で水泳を習い、高校までは野球小僧、大学のサークルではマウンテンバイクで日本各所を旅していました。社会人になり、職場の先輩にGTのロードを譲ってもらったのをきっかけにトライアスロンへの挑戦を始めました。
3種目で最も苦労したのは経験のなかったランニング・・・、しかし走るうちに楽しさに目覚めて今は一番大好きな種目になりました。
2014年板橋でフルに初挑戦し、サブ3.5を逃すもなんとか完走、2015年は忙しくて練習できませんでしたが、2016年は勝田でのサブスリー達成を目標に、仕事帰り・休日に練習を重ねてきました。
【レース前計画☆】
サブスリー達成に最も大事なのはペース配分と考えていました。前半型・イーブン型・後半型、どのペース配分を選択するか・・・ 自分のベストを出し切るには前半型かイーブン型で攻めるべきであることはわかっていましたが、今回は確実にサブスリー達成のみを目標に据えて安全策の後半型を選択しました。前半で体が暖まっていない時にゆっくり走れるのと、後半で人を抜きながら走れるのでメンタルの弱い自分にはうってつけの作戦です。
練習も後半に強い脚質にするべく、ランニング本で提唱されていた週1~2回の15kmビルドアップ走を中心に組み立てました。5kmずつ4:15/km→4:00/km→全力(3:50/km目標)とペースを上げていく、ラストの追い込みは酸欠間近になってしまうキツイ練習です。また、スタミナ強化のために和田峠での20km以上のランニングも取り入れました。
本番は0~15kmを4:25/km、15~30kmを4:15/km、30~42.195kmを4:05/kmで走る計画にしました。2時間59分48秒でぎりぎりサブスリーを達成できる算段です。
また、本番中の補給はすべて自前で用意しました。エネルギー用にカーボショッツ3つにメイタンCCCを2つ、BCAAの補給用にマツキヨのパワーアミノ3200を5つ、ウエストポーチに用意して7kmずつこまめに補給を行いました。
エネルギー消費量的にはここまで補給する必要がなかったのですが、自分は食べるのが大好きで辛さから意識を逸らす目的もあり、大量の補給食を用意しました。
【レース前☆】
1月29日(日)いよいよ本番の日、ファーレ立川に集合、バスに乗り込みひたちなかに向かいます。バスではレース前に4つ程度のスポースようかんを食べました。ちなみに太りやすい体質なので普段は糖質制限しており、前日までも全くカーボローディングしていませんでした。当日の大量の糖質摂取で力が漲るのに期待しました。
満員の大型バスに乗り込むのは久しぶりだったので、なんだか大人の修学旅行みたいだと感じました。道中皆さんリラックスした雰囲気で、これから過酷なフルマラソンを楽しみに行くというのが伝わってきてさすがだなと思いました。私も隣の中里さんとお話をしているうちに、あっという間に会場に到着しました。
会場に着くなり一度目のトイレを済ませて、皆さんと一緒にグラウンド付近で待機し、おまけのスポーツようかん2本を食べつつ、リラックスして過ごしました。スタート前30分前に二度目のトイレに行くと長蛇の列でした。なんとか済ませてスタート地点に並ぶと、かなりの人が並んでいました。
陸連登録のスタートブロックでは後ろのほうになってしまいましたが、今回は前半抑える作戦で人に抜かれるのがわかっていたので特に気に留めませんでした。号砲が鳴り、いざスタートです。
【0~10km:44分14秒☆】
スタートロスは21秒と混雑はほとんどなく、スムーズにスタートすることができました。このために陸連登録する価値があるのかは微妙な所ですが、おかげで気持ちの良いスタートを切ることができました。
自分の設定ペースは4:25/kmということで、とにかく抜かれに抜かれました。おそらく抜かれるだろうと予想はしていましたが、いざ本番になると焦りの気持ちが生まれました。俺だって本気出せば早く走れるのにという気持ちです。とにかくガーミンのペースと睨めっこして、我慢してスピードを抑えて15kmまでは走りました。
前半の10kmはやや登り基調でしたが、抑え目に入ったのでかなりの余裕があります。身体がスピードを上げるように叫んでいるのを制御しながら走りました。コースの進路が東から北になった途端、北風が吹いているのを感じました。体力の消耗をなるだけ少なくするために、同じペースの人の後ろに入って風除けにして走ります。当然周りも同じことを考えるので、4~5名のトレインを形成して集団走行しました。
【10~20km:1時間27分09秒(42分55秒)☆】
15km付近で左折し、進路を西に変えるまでは北風をよけるために相変わらず集団走行をしました。また、15km手前に割とキツい坂がありましたが、無理をせずにペースを落としてのんびり登りました。
15kmからはペースを4:15/kmに引き上げました。普段のビルドアップ練習で走っているペースですが、体がほぐれてきたこともあり余裕を持って走ることができました。前半で体力の貯金が出来ていることを確認しました。このあたりから人に抜かれることは無くなったと思います。
【20~30km:2時間09分23秒(42分14秒)☆】
ハーフの通過タイムは1時間31分50秒と想定通りのタイム。細かいアップダウンはありましたが、全体的には平坦で走りやすかったです。やや脚が疲れてきた感じもありましたが設定ペース4:15/kmは余裕を持って走ることが出来ました。30km地点からのペースアップに備えてまだ体力を温存することに努めました。
28km地点でカフェイン入りのメイタンCCCを投入しました。以前ロングの自転車レースの終盤に使用して抜群の効果があったので、今回もカフェイン効果に期待です。ラストスパートに備えて、計画通りにここまで上手く運んでいることを確認しました。
【30km~40km:2時間49分16秒(39分53秒)☆】
【40km~42.195km:2時間57分28秒(8分12秒)☆】
30km地点で2時間9分23秒、ここでサブスリーをほぼ確信しました。普段のビルドアップ走で15km走っているので、体力の残り具合からあと12kmは脚が持つと踏んでの確信です。体がペースを上げたくてうずうずしている感じもしますが、全力を出して万が一脚が止まってしまうと困ります。安全策で35kmまではサブスリー達成できる4:05/kmで走ることにしました。
この作戦は成功だったと思います。ラストにかけては想定以上のアップダウンが待ち構えていました。全力の一歩手前の力を使い、周りのランナーを抜かしつつアップダウンの区間を乗り切りました。
35km地点まで一通りアップダウン区間を乗り切ると、残りは下り基調のコースをゴールまで全力で走りました。ここからは1キロ3分台で走ることができました。
ゴールまでは筆舌に尽くしがたいほどの気持ち良さでした。走りながら見る景色すべてがキラキラしていたような記憶があります。頭の中で何かがポンポンとはじけるのを感じつつ、ゴールまで全力で走りました。この全力を振り絞っている感じが辞められなくて、自分はトライアスロンを続けているのだと思います。
周りのランナーもゼエゼエと言いながら最後の力を振り絞っています。この空間にいられるのが本当に幸せと感じました。最後は公園に戻り、2時間台を確認してフィニッシュ!最高の瞬間でした。ゴールタイムは2時間57分28秒でした。
【これからの目標☆】
今回の勝田マラソンでサブスリー、4月の富士五湖ウルトラマラソン100kmでサブテンを達成し、マラソンを始めてからの目標は一通り達成できました。なので、これからは水泳と自転車の練習を増やし、トライアスロンで速く走れることに焦点を絞って練習していきます。
2017年は新島トライアスロン、宮島トライアスロン、佐渡Bトライアスロンに出場します。それぞれ、目標は高く10位以内を目指すつもりで練習します。
またマラソンやトライアスロンを通して、目標に向かって計画を立て、それを実行するのがいかに幸せか分かりました。過去の自分を超えるためにどうすればよいか考え、計画し、実行する・・・。トラブルや気分が乗らず、うまくいかない時もあるかもしれませんが、これからも趣味に限らず何かに夢中な自分でいたいと思います。
最後に、楽しい勝田マラソンのツアーに参加させていただき、本当にありがとうございました。帰りのバスでは笑いっぱなしでした。立トラの皆さん、これからもよろしくお願いします!
2017.01.15 立川駅伝(^ ^)!
今年も新年恒例の立川駅伝に参加してきました!
タチトラからは今年も4チームエントリー!
毎年、古塩コーチが率いるチームがタチトラ杯をかっさらっておりましたが、
今年は波乱が(^ ^)(笑)!
一走と四走にスピード選手を揃えたタチトラAチームが見事優勝!
古塩コーチ率いるタチトラDチームは4位と沈みました☆
人一倍負けず嫌いな古塩コーチのことですから、来年はきっとリベンジしてくることでしょう(笑)
そのあとは恒例の新年会! 奥山さんのご厚意でばくだん畑を貸し切りにしていただきました(^ ^)
フロストバイトに参加していたメンバーも駆けつけ、最高に楽しいひと時となりました☆
今年もどんなレースが繰り広げられるのでしょう☆
みなさん!今年もよろしくお願いいたします(^▽^)/